明日は目の手術

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　眼の手術、いよいよ明日に迫りました。手術は片方づつということなので、落ち着いて受けられそうです。万々が一の場合でも、片目は残るので、どこか気が楽になった。
　それにしてもこれまで多くの方が受けてこられて、みなさん方はこんな思いになられたかと思うとその勇気に驚く。なにしろ、眼は一番大事な機能。
　　　どうってことないさと思ってはいるけれどどこかに残る不安片隅
　　　近在に百日紅咲く真夏日に眼を切り開く図を描くわれ
　　　片目さえ無事ならうれしドクターに全面委ねる気になりし今
　これまで種々様々な苦労にさいなまれてきたが、そのすべてを合わせてもなお、不安の残るのが眼の手術。
　人間はどこが悪くても大変。腕の一本や二本という言葉があるが、眼のひとつやふたつとは絶対に言えない。飛び抜けて大切な機能と私には思われる。失明したおのれを想像すれば容易にその重要性が認識される。
　翻って、そのようにも大切な眼。自分が手術を受ける身になって、みなさんには、くれぐれも眼を大切にしてほしいと願わずにいられない。失明後の人生観や思想がどのように変化するのか想像もできない。そんなことを言っても気を付けようがないではないかと言わないで欲しい。げんに見えているこの世界が見えなくなるかも知れない、そう思うだけでも大変。眼こそ命、ほんとうにくれぐれも大切にしてほしいと願わずにいられないのである。
　私の目の手術自体はおそらくさして大変な手術ではないでしょう。多くの方々が受けておられるのだから・・・。けれども、一人でも多く生涯を眼の手術を受けることのないまま終わってほしいと思うのである。
　　　　　　　　　　　（２０１５年８月７日）
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