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Channel: 古代史の道
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生き方を変える

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 一見何でもないような事柄がその人の「生き方」に関わっている。たとえば、唐突だが、数日前にたまたまテレビ(フジテレビの「バイキング」か?)を見ていたら、視聴者の投票を実施していた。「混んでいるのにファミレスで長居している人」というのが質問で、回答は「許せる」、「許せない」の二者択一だった。
 状況を少し説明すると、ファミレスの前で大勢の人が行列を作って順番を待っている。客の一人がスマホかなにかをいじっていてのんびりしている。この行為を許せるか、許せないかという問いである。即座に「許せない」と回答した人は直情的な人で、正義感が強い人とも言っていいだろう。問題は「許せる」という回答を選んだ人だ。その客はどんな状況の時に入店したのだろう。その時は空いていたかどうか。混んでいたとしたら、店員がその客に「みなさんが並んでお待ちなので」とでも声をかけていれば、解決したかもしれない。通常、長居するかしないかは客次第だから。「許せる」と回答した人は慎重な人で、かつ、客観情勢を把握するタイプといってよかろう。私はといえば、色々な状況を想定してしまって、逡巡し、回答期限が過ぎてしまった口である。
 さて、ファミレス待ちを巡るテレビ回答は何でもない行為に見える。が、実人生で迷う場面は幾度も出くわす。そのどれを選ぶかは、その人自身の個性に委ねられている。右か左か、進むか退くか、決断するのはその人自身の個性だ。こう考えると、どれを選択するかは、その人の生き方に関わっていると言っていい。したがって、生き方を変えてみようと思うなら、選択肢を変えてみるのも一つの手である。過去と同じような選択を迫られた場合、思い切って選択肢を変えてみるのだ。本来の自分なら選択しない選択肢なので、随分勇気がいるし、失敗するかもしれない。それでもあえて変えてみるか否かはその人の決断次第だ。いかがだろう。そんな勇気がありましょうか。
            (2016年6月1日)
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