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Channel: 古代史の道
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俳句三昧

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日々つれづれ-17トップへ
 今朝起きたら、今秋一番の秋晴れだった。全天に雲一つ無く、どこまでも青くくっきりしていた。かつ、風は無く、寒くも暖かくもない。絶好の秋日和とはこんな日のことを言うに相違ない。
 私は久々に布団と毛布をベランダに引っ張り出し、全面陽光に当てた。そうして思いっきり両手を広げ、大きな伸びをした。いやあ、秋の空気の美味しいこと、美味しいこと。滅多にない静穏な秋晴れだからこそ、ひときわ空気が美味しく感じられる。
 こんな日は作句したくなる。これまで、若い頃から秋の句はいっぱい作句している。が、にもかかわらず作句の虫がうごめくのである。
 秋に作句欲が湧くのはひとり私ばかりではない。多士済々の有名俳人はもとより、茶席に連なって、一句ひねりたくなる人は多いことだろう。つまり、秋は、掃いて捨てるほどの句があふれる季節である。それを承知で、不肖の輩なる身をも顧みず、私も作句の後塵に混じって連なることにしよう。
   人はみなか青と仰ぐ秋の空     (桐山芳夫)
   青を飛ぶ鳥姿美し朝の秋      (桐山芳夫)
   話しつつ過ぎゆく秋の二人連れ   (桐山芳夫)
   君も柿かじりたくなるその下で   (桐山芳夫)
   手をつなぐ人恋しさや秋来たり   (桐山芳夫)
   どこまでも青、青、青の秋の果て  (桐山芳夫)
   空気澄む羊羹食ひて秋居せり    (桐山芳夫)
 この調子で作句を続けると簡単にとまりそうにない。秋とは創作欲が湧く季節かも知れませんね。
           (2018年10月21日)
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