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Channel: 古代史の道
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決めあぐねる訪寺先

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 一昨年来、ポツリポツリと寺院廻りを行っている。荒子観音、笠寺観音、甚目寺、建中寺、日泰寺、興正寺等々に足を運んでいる。私のターゲットは、式内社(延喜式登載神社)廻りの場合と同様、尾張国内の寺院なのだが、式内社と異なって、線引きが困難を極める点だ。とにかく仏寺の数はやたら多く、全国で7万5千以上もあるとされ、愛知県内だけでも5000以上ある由である。とても回りきれる数ではない。宗派、地域、創建年代、本尊等々何かで線引きしないとどうにも手のつけようがない。
 まあ、万葉集の読解に集中している身。大それた線引きが出来ない上に余力がない。器用な能力の持ち主なら、同時進行が可能なのだろうが・・・。線引きも余力もないままとなれば、必然的に観光地めぐりと同じような感覚で、随時訪ねては、よしとしなければならない。それにしても、本尊ひとつ知らないままではいかがなものか、と思って軽く調べだしたところだが、神社と異なってどこか敷居が高い。鳥居はオープンなので気軽にくぐっていける。が、寺院の場合は、大寺は別にしてその多くは門が設けられ、中には門が閉ざされている寺がある。基本的に森に囲まれた自然の中に鎮座する神社とは異なる。どこか敷居が高いのである。
 さりとて名刹(名高い寺)は訪ねてみたい。私は様々なことを考えながら、次はどこを訪ねたらいいのだろう、と考えあぐねている。仏寺は神社ともども古くて奥深い背景に覆われている。是非とも名刹は訪ねてみたい。問題は名刹とはどこの仏寺をいうのか、である。たとえば尾張国の場合はどこか。基本的には、訪問者数の多い所なのだろうが、古刹も大切だし、規模も大切だろう。誰か推奨している人がいて、その一覧表でもあると助かるが・・・。私の次は定まらない。もっとも、ああでもない、こうでもないと訪寺先を考えあぐねているこの瞬間が一番楽しいのかも知れませんね。
         (2015年1月27日)
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