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Channel: 古代史の道
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捕鯨

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 一昨日の英会話クラブ上で各自一枚のテキストが配布された。そこにはボストン港界隈には数種類のクジラのホームがあって、出入りする船にぶつかって傷付けられる、という意味の文章が綴られていた。クジラといえば、私の素朴な記憶では、日本が捕鯨するのはけしからぬという意見が欧米の間に存在することくらいである。つまり、捕鯨にかかわるのは日本だけなので、調査捕鯨くらいしか認められていない、ということだった。
 ところが、ちょっと調べてみて驚いたのは捕鯨する国は英米を始め、多くの国にまたがっていた。非捕鯨だから捕鯨はけしからぬというのなら理屈が通っている。が、自ら捕鯨に携わりながら日本の捕鯨を問題視するのではそりゃいただけません、ということになる。
 しかも専門家の和仁皓明氏によると、欧米ではかって捕鯨が盛んであって、鯨油を始めとする工業資源として利用されていた。一部に食用捕鯨はあっても基本的には肉は捨てていたというのだ。工業資源だから徹底的に取り尽くし、クジラは枯渇してしまった。
 枯渇したからこのままでは絶滅する。すわ、一大事というわけで捕鯨禁止に向かった。ところが、日本では捕鯨は食用文化で、かつ、枯渇しては困るので捕鯨には節度をもってあたる文化なのである。
 以上が概略だが、これが事実なら、欧米は得手勝手といわざるを得ない。自分たちで枯渇させておきながら、日本に矛先を向け、けしからぬでは道理が立たない。私は捕鯨は節度をもって行い、人に言われる筋合いはないと思うのだが、問題は国際協調の難しさである。IT社会の進展で地球はいっそう狭くなってきた。国毎、地域毎にぶつかりあう時代ではなくなりつつある。クジラ問題は単なる象徴的な意味でしかない。世界中が知恵を出し合い、最適な方策を考え出し、解決に向かわないと地球は保たない。このことをよく考え、国や地域を乗り越える努力を惜しむことがあってはなるまい。
           (2015年5月25日)
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