政治経済等時事問題おしゃべり
前回、私は安保法制再考を求めた。理由は、日本はすでに「インド、ドイツに並ぶ軍事大国。フランスやイギリスに肩を並べそうな所まできている」点にあった。もうこれ以上税金を使って軍備拡張を行う必要がない。さらに、自衛隊そのものはいくら理屈を並べ立てようと憲法第9条に照らせば、明らかに憲法違反だ。憲法を改正しないままどんどん拡大解釈するのはもうこの辺が限界。
それと少し書き漏らしたことがあるので、もう一回だけここで述べさせていただきたい。 第一に、自衛隊は憲法違反である。これを改正しないまま内閣の判断で突き進めてよいのなら憲法は不必要ということになる。こんな単純なことがどうしてまかりとおるのか不可解だ。与野党を問わず、国民の代表たる国会議員ならけんけんごうごうの議論が巻き起こって当然の事態である。どうしても安保法制を進めたいなら、先ず憲法を改正してから発議するのが筋である。
第二に、我が国日本はここ70年間、平和国日本の地位を築いてきた。国際会議で核の廃絶を訴え、唯一の核被爆国たる存在感を示してきた。世界の平和を訴え続け、せっかくその認識が広まってきた昨今である。ここで後方支援だの集団的自衛権だのの必要性をなぜ説かねばならないのか。抑止力(威嚇)によらない世界の平和実現に邁進しているのに・・・。一方で集団的自衛権を行使すれば相手側は当然日本を敵国とみなすのは当然ではないか。
第三に、もし日本が攻められたら、という議論があるが、専守防衛を標榜する日本を攻める国があるとは思えない。万が一、攻められた場合は、我が国はインド、ドイツ、フランス、イギリスに肩を並べんとする軍事大国ではないか。何を恐れることがあろう。堂々と立ち向かえばいいではないか。
以上、三点の理由によって、少しでも危険性をはらむ今回の安保法制は、なんとしてでもとめなければならない。一内閣の閣議決定後、こんなにあわてて安保法制が発議されるなんて・・・。私は未来の若者のためにも、こうした危険をはらむ安保法制はただちに引っ込めてもらいたいと思う。最低限、ただちに衆議院を解散し、国民の賛否を問うてもらいたい。これ以上、解散して賛否を問うに相応しい議題は他に見あたらない。それほどの重要案件である。私が不思議なのは、ただちに身に降りかかるかも知れないこの案件に、野党は当然のこと、なぜ自民党内からほとんど声が聞こえてこないのか不可思議。このまま行け行けどんどんで、本当によいのだろうか?
最後に、さきの記者会見で述べたという、山崎拓元自民党副総裁の言葉を次に紹介しておこう。
「今の自民党は(異議の)声を上げづらい雰囲気だ。(トップの意向ばかり気にする)ヒラメ状態で、安倍政権の権力にひれ伏している」
(2015年6月17日)
前回、私は安保法制再考を求めた。理由は、日本はすでに「インド、ドイツに並ぶ軍事大国。フランスやイギリスに肩を並べそうな所まできている」点にあった。もうこれ以上税金を使って軍備拡張を行う必要がない。さらに、自衛隊そのものはいくら理屈を並べ立てようと憲法第9条に照らせば、明らかに憲法違反だ。憲法を改正しないままどんどん拡大解釈するのはもうこの辺が限界。
それと少し書き漏らしたことがあるので、もう一回だけここで述べさせていただきたい。 第一に、自衛隊は憲法違反である。これを改正しないまま内閣の判断で突き進めてよいのなら憲法は不必要ということになる。こんな単純なことがどうしてまかりとおるのか不可解だ。与野党を問わず、国民の代表たる国会議員ならけんけんごうごうの議論が巻き起こって当然の事態である。どうしても安保法制を進めたいなら、先ず憲法を改正してから発議するのが筋である。
第二に、我が国日本はここ70年間、平和国日本の地位を築いてきた。国際会議で核の廃絶を訴え、唯一の核被爆国たる存在感を示してきた。世界の平和を訴え続け、せっかくその認識が広まってきた昨今である。ここで後方支援だの集団的自衛権だのの必要性をなぜ説かねばならないのか。抑止力(威嚇)によらない世界の平和実現に邁進しているのに・・・。一方で集団的自衛権を行使すれば相手側は当然日本を敵国とみなすのは当然ではないか。
第三に、もし日本が攻められたら、という議論があるが、専守防衛を標榜する日本を攻める国があるとは思えない。万が一、攻められた場合は、我が国はインド、ドイツ、フランス、イギリスに肩を並べんとする軍事大国ではないか。何を恐れることがあろう。堂々と立ち向かえばいいではないか。
以上、三点の理由によって、少しでも危険性をはらむ今回の安保法制は、なんとしてでもとめなければならない。一内閣の閣議決定後、こんなにあわてて安保法制が発議されるなんて・・・。私は未来の若者のためにも、こうした危険をはらむ安保法制はただちに引っ込めてもらいたいと思う。最低限、ただちに衆議院を解散し、国民の賛否を問うてもらいたい。これ以上、解散して賛否を問うに相応しい議題は他に見あたらない。それほどの重要案件である。私が不思議なのは、ただちに身に降りかかるかも知れないこの案件に、野党は当然のこと、なぜ自民党内からほとんど声が聞こえてこないのか不可思議。このまま行け行けどんどんで、本当によいのだろうか?
最後に、さきの記者会見で述べたという、山崎拓元自民党副総裁の言葉を次に紹介しておこう。
「今の自民党は(異議の)声を上げづらい雰囲気だ。(トップの意向ばかり気にする)ヒラメ状態で、安倍政権の権力にひれ伏している」
(2015年6月17日)