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Channel: 古代史の道
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恵みの三が日

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 今年のここ名古屋の年明けは絶好の好天に恵まれ、素晴らしいスタートとなった。三が日が三が日とも、である。この素晴らしい幕開けは、報道による限り、おおむね全国的なものだったようだ。私の記憶では三が日の間一度くらいは雨や雪に見舞われ、そうでなくとも雲が大空を覆っている年が多かった。ところが、今年の三が日は本当に素晴らしい、素晴らしい三が日だった。やはり、人間の心は天候に左右される。雲が全天を覆い、雨が降り続くと、どこか暗い気分になる。反対に、天空が晴れ上がって快晴となれば、いやがうえにも気分は上々となる。まして年明けの三が日が快晴となれば気分の悪かろう筈はない。希望に満ちた気分になる。
   大自然何よりうれし賜り物光まぶしき正月三が日
   伸びをして空を仰げばひとしなみどこの誰にも注ぐ陽光
   日に比べ小粒なる地ぞわが住める球で争いするが不可思議
   三が日受けし恵みを力とし陽春(はる)に向かいて一歩踏み出す
   垣根なす寒椿なる赤き花希望の色し太陽照らす
 中村公園の周辺をゆっくり散歩しながら、春を思わせる陽光を満喫した三が日だった。その太陽に捧げるつもりで作歌した5首である。みなさまのおひとりおひとりにも、短歌に込めた私の思いが多少なりとも伝われば幸いである。
 希望というのはもとより私一人のものではない。この世に生を受けた私たち人間、否、ゴリラも犬も猫も、等しく与えられた光である。その私たちがいがみあい、争いごとを繰り返すとは。まさに愚の骨頂と言わざるを得ない。
 最後に、三が日に受けた太陽の恵みにあらためて感謝し、稿を閉じたい。
              (2016年1月3日)
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