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Channel: 古代史の道
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宝以上のチビ

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 私は娘のような若い女性ともう15年余も交際を重ねており、対外的には相棒と呼んで親しんでいる。他方、私にはチビ(飼い猫)がいて、チビも相棒に馴染んでいる。
 一昨日のこと。チビと遊んでいた相棒が突然私に声を掛けた。「宝物だよね」。不意の声掛けで意味が分からず、「えっ、なんだって?」と応ずる形になった。相棒は言った。
「何言ってるのよ、どんくさいね、チビちゃんに決まってるじゃないの」。
 チビが宝?。私はあらたまってチビを宝と考えたことはなかった。「可愛くてしょうがないでしょ」という意味で相棒は言ったようだ。
 猫は生き物だからエサをやったり、糞尿の処理等に手間がかかる。のみならず、家をあけられない。このためチビが来てから2泊以上の旅に出たことがない。要するに手間がかかり窮屈だ。加えてわがままで好き勝手に動き回る。私も飼う前はこんな状況が予想されたので、ズボラな私ではとうてい手に負えないと、飼うのは敬遠していた。ところがある事情からチビを飼い始めて十年余。「手間でわがまま」という予想は完全にくつがえり、今ではなくてはならぬ我が家の貴重な存在と化して君臨している。
当然だが、チビはものが言えない。腹が減っても糞尿を催しても鳴いたりかみついたりひっかいたりして訴えるしかない。水が出っぱなしだと知らせにきてくれる。遊んで欲しいときも眠いときも訴え方は同じだ。すべて悪いのは気づかない私の方だ。それを無視したり怒ったりすれば見当違いも甚だしく、チビにはたまったものじゃない。
 そんな私でもチビは色々気を使っている。キーボードを横切るときは決して踏まないようによけていく。何かを訴える時以外は別室に行って先ず邪魔をしない。夏でも冬でも私が寝床に横になると添い寝をしにやってくる。こんなわけで本当の相棒はこっちだ。孤独にならず研究に没頭出来ている。つまり、考えてみるとチビは宝物以上の存在である。
             (2016年10月2日)
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