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Channel: 古代史の道
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歌号ゲームのすすめ

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 「歌号ゲームのすすめ」である。
 考案文で記したように、短歌や俳句等々、五七でスタートする短詩型文化、いわゆる五七調文化は、長い長い年月を経て、すっかり我が国に根付いている。まねごとにせよ、誰もが一度は指折り数えて作句したことがあるに相違ない。プロの歌人や俳人さえ存在する世界。本来万人向けとして発展してきた五七調文化なのに、生真面目で堅苦しい方向に傾き、敷居が高くなってしまった感がある。これを万人の手に取り戻すべく考案したのが歌号ゲームないし歌号問答である。基本的には考案文で示したように、二人ないし三人でやりとりするチームゲームである。チームゲームだが、最初の二行は自由自在、最後に七七でまとめる親役に負担がかかるが、そこがまた面白いところ。
 どんな二行が提示されるか見当がつかないが、偶然が織りなす結果によって爆笑句、駄句、冗句、ができあがる可能性が大。むろん、親の天才的なひらめきによって、思いもつかない秀句や傑作も誕生しかねない。
 さて、基本的には最初の2行自由自在だが、それではあまりに漠然とするので、現実的には「お題」を決め、それに沿って楽しむことになるでしょう。
 おすすめのポイントは、
 第一に、1,2行目の五七にしばりはないので、老弱男女誰でも気軽に参加できる点にある。新年会、忘年会、送別会、同窓会、等々の余興に組み込みやすい。
 第二に、授業やクラブ活動に取り入れやすい。実際にやってみせやすいため、五七や七七とは何か。音韻を踏むとはどういうことか等々を理解させやすい。
 第三に、爆笑句が飛び出しやすいので、人々の和の源になりやすい。
 以上のほかおすすめポイントがいくつか思い浮かぶが、以上の三点だけで十分だろう。

 なお、歌号ゲームは複数の人々による問答形式なので、1人では不可に見える。が、練習用に、1人でもやってみることが出来ることに気づいた。ただ、一行目と二行目は全く別人が作るという想定なので、そういう観点で行う必要がある。まとめに合わせて一行目と二行目を作ってしまったのでは何の面白みもないし、ゲームの趣旨にそぐわない。一行目と二行目はおのおのできるだけ独立性の高い句にする必要がある。以下、実際に私が一人歌号問答をやってみたので、披露しておこう。

1:お題は「富士山」 
   富士山は世界の遺産     (最初の五七)
犬連れて富士辺を散歩    (次の五七)
山は色づき犬もいきいき  (まとめの七七)

2:お題は「行楽シーズン」 
   混雑もおそれず出かけ     (最初の五七)
あの駅のみたらしうまし    (次の五七)
みたらしばかり気にせし旅路 (まとめの七七)

3:お題は「柿」 
   柿食へばあの句浮かぶね    (最初の五七)
一軒家柿の実たわわ      (次の五七)
子規の庭にも柿の木ありや  (まとめの七七)

 やはり一人問答には限界がありますね。とんでもない二行を並べて意外なまとめを期待したいものです。
(2014年10月16日)
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