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一昨日、篠島を再訪した。3月26日に訪島したのだが、ほんの1時間ほどいただけで帰ったので行った気がしなく、再訪となった。篠島はここ一年の間に4度も訪れている。それでも色々な発見があり、一回では書ききれない思い出となって心に残った。「しばらく訪島しなくていいよね」と私たちは言い合って満足した思いに浸った。
篠島に限らず、離島は私の心のふるさとである。中でも篠島は名古屋から近く、わずか1k屬頬燭覆づ腓任△蠅覆ら、木島、野島、築見島といった属島を備え、小・中学校がある。いわば日本のミニチュアのような存在が心をつなぎ止めるのである。
今回は小・中学校卒業生の壁画の話をしよう。高速船の乗り場からほんの数分の所に壁画が描かれ、平成22年から26年に至る卒業生一同の壁画が掛かっている。誰の発案なのか、児童、生徒自身の自発行為なのか一切分からない。すべての年度があるわけでもなく、中学生のものは私の記憶では一枚だけ。なので卒業生自身の自発行為なのだろう。色々な図柄のほかに卒業生一人一人の名が書き込まれている。篠島を愛する気持とみんなの絆を確認し合う気持が伝わってくる。
見方によっては素朴で稚拙な図柄と見て通過していく人もいるだろう。が、卒業記念にこのような壁画を作り、残そうと思う、その行為がいかにも小さな島人らしい行為ではないか。掲げる場所があるからだろうが、一人一人の名を書き込むなんて他の離島にはない珍しいことに相違ない。誰の胸にもある小学校時の思い出をくすぐる。
一つしかない小学校島を出ていずれに行こうとここがふるさと (桐山芳夫)
海に浜どの島陰も思い一つそうそうあれと言える篠島 (桐山芳夫)
私は島と島が列なる日本列島、その日本列島の原点を見る思いに駆られ、しばし、壁画の前から立ち去ることが出来なかった。
(2018年4月11日)
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一昨日、篠島を再訪した。3月26日に訪島したのだが、ほんの1時間ほどいただけで帰ったので行った気がしなく、再訪となった。篠島はここ一年の間に4度も訪れている。それでも色々な発見があり、一回では書ききれない思い出となって心に残った。「しばらく訪島しなくていいよね」と私たちは言い合って満足した思いに浸った。
篠島に限らず、離島は私の心のふるさとである。中でも篠島は名古屋から近く、わずか1k屬頬燭覆づ腓任△蠅覆ら、木島、野島、築見島といった属島を備え、小・中学校がある。いわば日本のミニチュアのような存在が心をつなぎ止めるのである。
今回は小・中学校卒業生の壁画の話をしよう。高速船の乗り場からほんの数分の所に壁画が描かれ、平成22年から26年に至る卒業生一同の壁画が掛かっている。誰の発案なのか、児童、生徒自身の自発行為なのか一切分からない。すべての年度があるわけでもなく、中学生のものは私の記憶では一枚だけ。なので卒業生自身の自発行為なのだろう。色々な図柄のほかに卒業生一人一人の名が書き込まれている。篠島を愛する気持とみんなの絆を確認し合う気持が伝わってくる。
見方によっては素朴で稚拙な図柄と見て通過していく人もいるだろう。が、卒業記念にこのような壁画を作り、残そうと思う、その行為がいかにも小さな島人らしい行為ではないか。掲げる場所があるからだろうが、一人一人の名を書き込むなんて他の離島にはない珍しいことに相違ない。誰の胸にもある小学校時の思い出をくすぐる。
一つしかない小学校島を出ていずれに行こうとここがふるさと (桐山芳夫)
海に浜どの島陰も思い一つそうそうあれと言える篠島 (桐山芳夫)
私は島と島が列なる日本列島、その日本列島の原点を見る思いに駆られ、しばし、壁画の前から立ち去ることが出来なかった。
(2018年4月11日)