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Channel: 古代史の道
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ラーマ5世

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 一昨日だったか、テレビのチャンネルを回していたら、日泰寺(にったいじ)が写し出されていたので、思わず手を止め、画面に見入った。
 日泰寺は名古屋市千種区に創建された名刹で、私は三年半前(2014年11月)に訪れている。テレビでは日泰寺に建つ銅像が写しだされ、大変な銅像であると説明された。
 日泰寺に限らず、事前に何の予備知識もなく訪れる私なので、「そんな銅像ってあったっけ」と思って視聴した。タイ国の大王というのだから、巨大な像なのだろうが、私の記憶には全く残っていない。
 ちなみに、その銅像はラーマ5世の像だという。明治天皇と同年(1868年)に即位した大王で、明治天皇16歳、ラーマ5世15歳だったという。在位は(1868年~1910年)の長期に及ぶ。明治天皇も長期在位(1912まで)なので似ている。タイでは明治天皇並に有名な大王だという。奴隷制解放などタイの近代化に最も力を注いだ大王として知られると言う。そんな大王の像があるのも知らず、日泰寺に行ってきたなどとよく言えると思い、恥ずかしかった。これは是非「再訪しなくっちゃあ」と心に決めた。
 そんな大王の銅像をこの自分は本当に知らなかったのだろうか。寺社を訪ねる際は二度と来られいつもりで、写真を撮ってくる私。念の為に三年半前に訪れた際の写真を探して見てみた。すると、あった。ラーマ5世の像が三枚。しかもご丁寧に写真に「タイ国チュラロンコン大王像」と記してある。現地に赴いた時は出来るだけ見落とさないようにしてきたつもりだったのでほっとした。銅像はテレビ報道から受けた大きさより、かなり小さかったが、正面本堂の左手に建っていた姿をちゃんと私は捉えていたのだ。
 小さなことなのだろうが、見落としていなかった自分。その自分に私は拍手したい気持に捉えられた。おっちょこちょいの私でもたまにはこんなこともありますね。
            (2018年5月26日)
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