Quantcast
Channel: 古代史の道
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

チビの死-1

$
0
0
日々つれづれ-17トップへ
 飼い猫のチビが27日に死んだ。死んでから四日目になる。きょうまでパソコンに向かう気になれず、文章を綴る気もしなかった。私にとってチビは相棒そのものであり、私の実質的な精神的支えだった。
   チビ逝きて動揺去らぬ我なりき様(さま)を思うに思わず涙 (桐山芳夫)
 チビの様子に異変が生じ始めたのは今月始め頃。それまで毎晩添い寝にやってきたのが、やってこなくなった。やってきても、5,6分いるだけで去っていく。食欲は旺盛で、一点を除けば、健康そのものに見受けられた。一点とは「盛んに首や首筋を掻きむしるようになった」この一点である。
 相棒の彼女がチビくんを洗ってくれたが、その時、チビくんはむしり傷なのか出血していたという。食欲旺盛で元気いっぱいの様子だったので、その出血を軽くみてしまった。
 一週間後、彼女は再度、シャンプーでチビくんを洗ってくれた。やはり、出血していて、心配だったが、やはり食欲旺盛で元気いっぱいの様子だったので、あまり深く考えなかった。それから十日間ほど体中に小さな虫がいるのに気付いた。うじゃうじゃと・・・。
 急に心配になって、動物病院へ連れていった。22日のことである。
 「猫ノミがたかっている」というので、薬剤を上首のあたりに注入してくれた。それから急速に元気がなくなり、25日に再度動物病院に連れて行った。「臨終近し」と告げられ、点滴を投与してくれた。
 その夜と次の二夜、ふらふらしながら、私の寝床に寄り添ってきて、そのまま朝まで寝た。そして27日になくなったのである。
   必死なる思いで我に寄り添い来チビ朝までも共に寝たりき  (桐山芳夫)
 チビは私に「さようなら」を言いにきたのだろうか。悲しくてたまらない。
           (2018年10月30日)
イメージ 1


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

Trending Articles