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Channel: 古代史の道
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渡りに舟

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 昨日午後3時頃、中川区のとある道路を走らせていたら、白やピンクのハナミズキが道の両側に咲いていた。「もうそろそろハナミズキの季節だよな、どこかに咲いていないかな」と思って運転していたので、「渡りに舟」とはこのことである。
 今月は例年になく晴れ間が極端に少なく、ナスやキューリ等々の野菜が不良で価格高騰が報じられているほどである。雨天や曇天が続き、いささかうんざりしていたので、昨日は絶好の好天に恵まれ、恵みの雨ならぬ恵みの陽光に包まれ、久々に爽快な気分だった。そこへもってきて「渡りに舟」のハナミズキ。思わず私は道の脇に車を停め、白とピンクのハナミズキをカメラに収めた。時間的にはほんの数分だろう。が、その数分は私にとっては願ってもない慈雨といってよかった。
 ところが事はこれで終わらなかった。帰宅後、夜になってから「待てよ、この際夜のハナミズキも撮ってみたらどうだろう」とふっと思った。というのも土曜日(18日)の夜英会話クラブの例会の後の帰路、街灯に照らされたきれいな街路樹が頭をよぎった。「あれもハナミズキだったよな」と思うと、もうじっとしていられなくなり、車を駆って都心部の伏見町に出かけた。わざわざカメラを手にして・・・。同一日に同じ花を、昼見た後夜も出かけるなんてむろん初めての経験である。
 結果は想像以上に美しかった。それにしても真夏の夕涼みならともかく、まだ肌寒い4月にわざわざ、ねえ。物好きというか、成長していないというか、「ばっかじゃないの」と一喝されても一言も返せない行為である。
 が、いいではありませんか。街灯に照らされた花も悪くないな、というのが分かったのだから・・・。それより何より、雨だ曇りだと言っているうちに、すぐそこにハナミズキの季節がやってきていたこと、それを感じられてよしとしなくっちゃあ。
           (2015年4月22日)
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