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GW中は家居してゆったり過ごしていた私であるが、GWがあけた昨日(もう一昨日になりましたね)、五月晴れに恵まれたことも手伝って、急遽、守山区の名刹大永寺に出かけた。そのついでに東区久屋橋に立ち寄って、マロニエの様子をうかがうことにした。むろん、「オー、シャンゼリゼ朝の花のマロニエ」と唄われた、あのマロニエである。
現地に到着したとたん、大永寺のついでにではなく、主要目的に変貌した。マロニエは大柄な花を見事に咲かせ、私の到着を待ち受けていてくれた。「名古屋中央大通連合発展会とシャンゼリゼ委員会の友好提携記念樹」と記されていたあのマロニエである。
もこもことした感じの、これまで見たこともない樹花だった。私はマロニエの花を目前にして、そこはかとなきエキゾチシズムに打たれた。パリといえば、わが青春時代のあこがれの街だった。たった一本の花咲くマロニエが私を想像上のシャンゼリゼ大通りに誘った。大通りがパリひいてはフランスを象徴しているように思われた。
もこもこと咲くやマロニエ未だ見ぬシャンゼリゼへと思い馳せゆく
共にパリ行ってみようよと告げあいし遠き日々あり仏語教室
お茶の水アテネフランセはまだありや席並べし子いまやいずこに
過ぎ去った日々はあまりに遠すぎ、迫り来るのはどうにもならない郷愁ばかりである。そうと承知していながら、初見参にもかかわらず、ずっとずっと昔から馴染みのある花に思われてならないマロニエの花だった。
もとより大永寺の訪問を忘れ去ったわけではない。創建が平安時代の建久元年(1190年)にまで遡るという、由緒ある古刹である。是非に見ておきたいその古刹まで車を飛ばし、ゆっくり拝観してきた。その次第については次回に一文を弄したいと思っているので、今回はこの辺で稿を閉じておきたい。
(2015年5月10日)
GW中は家居してゆったり過ごしていた私であるが、GWがあけた昨日(もう一昨日になりましたね)、五月晴れに恵まれたことも手伝って、急遽、守山区の名刹大永寺に出かけた。そのついでに東区久屋橋に立ち寄って、マロニエの様子をうかがうことにした。むろん、「オー、シャンゼリゼ朝の花のマロニエ」と唄われた、あのマロニエである。
現地に到着したとたん、大永寺のついでにではなく、主要目的に変貌した。マロニエは大柄な花を見事に咲かせ、私の到着を待ち受けていてくれた。「名古屋中央大通連合発展会とシャンゼリゼ委員会の友好提携記念樹」と記されていたあのマロニエである。
もこもことした感じの、これまで見たこともない樹花だった。私はマロニエの花を目前にして、そこはかとなきエキゾチシズムに打たれた。パリといえば、わが青春時代のあこがれの街だった。たった一本の花咲くマロニエが私を想像上のシャンゼリゼ大通りに誘った。大通りがパリひいてはフランスを象徴しているように思われた。
もこもこと咲くやマロニエ未だ見ぬシャンゼリゼへと思い馳せゆく
共にパリ行ってみようよと告げあいし遠き日々あり仏語教室
お茶の水アテネフランセはまだありや席並べし子いまやいずこに
過ぎ去った日々はあまりに遠すぎ、迫り来るのはどうにもならない郷愁ばかりである。そうと承知していながら、初見参にもかかわらず、ずっとずっと昔から馴染みのある花に思われてならないマロニエの花だった。
もとより大永寺の訪問を忘れ去ったわけではない。創建が平安時代の建久元年(1190年)にまで遡るという、由緒ある古刹である。是非に見ておきたいその古刹まで車を飛ばし、ゆっくり拝観してきた。その次第については次回に一文を弄したいと思っているので、今回はこの辺で稿を閉じておきたい。
(2015年5月10日)
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