Quantcast
Channel: 古代史の道
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

失明の恐怖

$
0
0
日々つれづれ-12トップへ
 ここ三日間、文章を書いていない。私にしては珍しい。それには訳がある。目の調子がなんかおかしいのだ。中区は松坂屋の裏手にある杉田眼科に足を運んで受診すると、「発作性緑内障」ということだった。あまり聞いたことがない病名だが、「非常に希な眼病で、白内障の手術を受ければ、再発はほとんどない」という。
 私は即座に決断し、手術の予約を取った。8月8日、あと二週間ほど先だ。手術に絶対はない。さりとてこのまま放置すればいずれは失明に至るかも知れない。なら、一刻も早くと手術を引き受けた。
 失明すれば世界は一変。ある意味、一番大切な機能を失うことになる。恐怖がなければ嘘になる。
   たとえれば光も届かぬ海底で叫べと空しもどらぬ木霊
   人生のやっと半ばにきたばかりそんな気持でいるのに無念
   光無き世界果てなく続くなり想像だにもできぬわれなり
 むろん、こんなことにはなるまいと信じている私である。が、やはり、どうしても、手術に失敗したらどうしよう、手元が狂ったらどうしよう、とついつい悪い方に思いがいってしまう。目以外のことなら、「なるようになれ、ケセラセラ」とおおらかに考えられる私である。が、こと目のこととなると、さすが楽天家に出来上がっている私も、情けないかな、心配でたまらない。痛みが残るとか、繰り返しやってくる再発とかの恐怖などではない。完全に失明に至った場合の私自身の落胆や無力感である。本当に想像すらできないのである。
 以上が、ここ三日間、文章を書いていない、理由である。目の調子がおかしかったこともあるが、本当の理由は、恐怖、結局、私は臆病なのかもしれないですね。
           (2015年7月25日)
イメージ 1


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

Trending Articles