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ここ名古屋では名古屋城天守閣の再建が話題になっている。名古屋城天守閣は、延床面積が江戸城や大坂城をも上回る史上最大の天守閣と言われている。これを木造建築にしたらどうかというのが関係者の話題となっている。
名古屋城で私が思う最大の不可思議は、史上最大の天守閣をいただく名古屋城がなぜ真っ先に世界遺産にならないのかということである。広大な外堀も内堀も残っている。天守閣は案内図をご覧になればよくお分かりのように、全体の中のほんの一区画に過ぎない。なぜ世界遺産にならないのか。そのほんの一区画に過ぎない天守閣が鉄筋造りだからだ。
さて、天守閣を木造にしようという話題だが、その理由はいうまでもなく名古屋のシンボルだからというのが最大だろう。その他に、美しいからとか伝統建築物だからとか世界遺産クラスになるからとか色々な理由が挙げられているに相違ない。
だが、私は伝統技術という側面も重要視してほしいと願っている。伊勢神宮の遷宮も多大な貢献をしているが、伝統技術に携わる人々は一つや二つではおマンマの食い上げになる。名古屋城天守閣の場合は小堀遠州等が中心になって建築が行われた。伝統建築の素晴らしさは誰もが説くところであるが、肝心のそれを建築する人々が絶えてしまえばそれまでである。
木造建築論がこんな視点からも行われているのなら結構な事だが、もしもそうでないとしたら、大きな視野から日本の伝統建築の継続に資するという視点を取り入れてほしいものである。
名古屋城は全国的視野から考え、是非、伝統建築の伝統技術、伝統技術者集団の養成といった面からも考えていただきたい。そして名古屋城再建はゆうにその価値があると思うし、そう信じて疑わない。名古屋の誇りなどということではなく、日本の誇りというとらえ方をしてほしいと切に願う次第である。
(2016年1月14日)
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ここ名古屋では名古屋城天守閣の再建が話題になっている。名古屋城天守閣は、延床面積が江戸城や大坂城をも上回る史上最大の天守閣と言われている。これを木造建築にしたらどうかというのが関係者の話題となっている。
名古屋城で私が思う最大の不可思議は、史上最大の天守閣をいただく名古屋城がなぜ真っ先に世界遺産にならないのかということである。広大な外堀も内堀も残っている。天守閣は案内図をご覧になればよくお分かりのように、全体の中のほんの一区画に過ぎない。なぜ世界遺産にならないのか。そのほんの一区画に過ぎない天守閣が鉄筋造りだからだ。
さて、天守閣を木造にしようという話題だが、その理由はいうまでもなく名古屋のシンボルだからというのが最大だろう。その他に、美しいからとか伝統建築物だからとか世界遺産クラスになるからとか色々な理由が挙げられているに相違ない。
だが、私は伝統技術という側面も重要視してほしいと願っている。伊勢神宮の遷宮も多大な貢献をしているが、伝統技術に携わる人々は一つや二つではおマンマの食い上げになる。名古屋城天守閣の場合は小堀遠州等が中心になって建築が行われた。伝統建築の素晴らしさは誰もが説くところであるが、肝心のそれを建築する人々が絶えてしまえばそれまでである。
木造建築論がこんな視点からも行われているのなら結構な事だが、もしもそうでないとしたら、大きな視野から日本の伝統建築の継続に資するという視点を取り入れてほしいものである。
名古屋城は全国的視野から考え、是非、伝統建築の伝統技術、伝統技術者集団の養成といった面からも考えていただきたい。そして名古屋城再建はゆうにその価値があると思うし、そう信じて疑わない。名古屋の誇りなどということではなく、日本の誇りというとらえ方をしてほしいと切に願う次第である。
(2016年1月14日)