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昨日の朝、起きて窓外を見たら雪が激しく降っていた。名古屋における今年の初雪である。雪については過去に幾度も一文を寄せている。6年前(2010年)の2月に「降る白雪」と題した一文を始め、昨年(2015年)3月「時ならぬ雪」まで計12回も扱っている。初雪については2014年2月8日の「初雪景色」が最新である。その際私は次のように記している。
「初雪は不思議である。子供たちが喜ぶのは自然だが、大人も、~、浮き立つ気分に誘われる。」
断るまでもなく、これは名古屋における私の気分である。東北の豪雪地帯などは「やれやれ、今年も雪の季節がやってきたか」とうんざりかもしれない。
それはさておき、雪の少ない地域に住む私などは、やはり初雪は浮き立つ気分に誘われる。一昨年の初雪の際は次のような句を披露している。
舞い降りる雪に混じりて決意めく気分の粉が降りかかり来る
平成ももう二十八年初雪が背中押すごと降りかかり来る
今回の初雪は自分が鼓舞されるような力を持っているように思われ、こんな短歌が口をついて出てきた。この緊迫した気分が、棒が折れがちになるこの私、いつまで持続するか知れたものではない。が、降りかかる初雪の姿、次々に舞い降りてくる、汲めども尽きないその姿だけはしっかり脳裏に焼き付けたつもりである。
(2016年1月21日)
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昨日の朝、起きて窓外を見たら雪が激しく降っていた。名古屋における今年の初雪である。雪については過去に幾度も一文を寄せている。6年前(2010年)の2月に「降る白雪」と題した一文を始め、昨年(2015年)3月「時ならぬ雪」まで計12回も扱っている。初雪については2014年2月8日の「初雪景色」が最新である。その際私は次のように記している。
「初雪は不思議である。子供たちが喜ぶのは自然だが、大人も、~、浮き立つ気分に誘われる。」
断るまでもなく、これは名古屋における私の気分である。東北の豪雪地帯などは「やれやれ、今年も雪の季節がやってきたか」とうんざりかもしれない。
それはさておき、雪の少ない地域に住む私などは、やはり初雪は浮き立つ気分に誘われる。一昨年の初雪の際は次のような句を披露している。
肩ぶつけ合いつつ雪道女高生
全天下雪ばかりなり無為の朝
今回はやや異なった気分で初雪を迎えた。眼病等様々な病に苦しめられた昨年の気分とは一新する気分で新年を迎えた。要するに「今年はやるぞ」という気分なのである。全天下雪ばかりなり無為の朝
舞い降りる雪に混じりて決意めく気分の粉が降りかかり来る
平成ももう二十八年初雪が背中押すごと降りかかり来る
今回の初雪は自分が鼓舞されるような力を持っているように思われ、こんな短歌が口をついて出てきた。この緊迫した気分が、棒が折れがちになるこの私、いつまで持続するか知れたものではない。が、降りかかる初雪の姿、次々に舞い降りてくる、汲めども尽きないその姿だけはしっかり脳裏に焼き付けたつもりである。
(2016年1月21日)