初雪は力
日々つれづれ-12トップへ 昨日の朝、起きて窓外を見たら雪が激しく降っていた。名古屋における今年の初雪である。雪については過去に幾度も一文を寄せている。6年前(2010年)の2月に「降る白雪」と題した一文を始め、昨年(2015年)3月「時ならぬ雪」まで計12回も扱っている。初雪については2014年2月8日の「初雪景色」が最新である。その際私は次のように記している。...
View Articleハングアップ
日々つれづれ-12トップへ 昨日の朝、私は突然ハングアップに見舞われた。正確にいうとパソコンは動くのだが、インターネットにつながらない。再起動を行ったり、電源を落として再度パソコンを立ち上げたりしたが、症状に変化はない。あれこれしている内に2時間が経過。所用があったのであきらめて外出した。...
View Article万葉集読解・・・197(3230~3238番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 198 へ 万葉集読解・・・197(3230~3238番歌)3230番長歌 みてぐらを 奈良より出でて 水蓼 穂積に至り 鳥網張る 坂手を過ぎ 石走る 神なび山に 朝宮に 仕へ奉りて 吉野へと 入ります見れば いにしへ思ほゆ (帛叨 楢従出而 水蓼 穂積至 鳥網張 坂手乎過 石走 甘南備山丹 朝宮 仕奉而 吉野部登 入座見者...
View Article二ケ月ぶり
日々つれづれ-12トップへ 今月18日の本欄で、15日に港区の寺巡りを行った際の感想を記した。そして、翌16日は英会話クラブに顔を出したと告げた。例会は毎週土曜日に行われているが、私が顔を出したのは実に2ヶ月ぶりだった。右眼の手術や歯の治療が続いたためである。...
View Article万葉集読解・・・198(3239~3246番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 199 へ 万葉集読解・・・198(3239~3246番歌)3239番長歌 近江の海 泊り八十あり 八十島の 島の崎々 あり立てる 花橘を ほつ枝に もち引き懸け 中つ枝に 斑鳩懸け 下枝に 比米を懸け 汝が母を 取らくを知らに 汝が父を 取らくを知らに いそばひ居るよ 斑鳩と比米と (近江之海 泊八十有 八十嶋之 嶋之埼邪伎...
View Article自己診断
日々つれづれ-12トップへ 私は無口ではないが口数が少ない方である。典型的な例を挙げると、AとBがやり合っている場合、割って入ってどちらかに肩入れすることは滅多にない。たとえAの主張の方が正しいと思っても黙って聞いているだけである。意見を求められた時は我ながら饒舌気味と思うほど意見をいう。が、決して特定の意見、たとえばBの意見を攻撃することはまずない。...
View Article万葉集読解・・・199(3247~3257歌)
巻13~16メニュー へ そ の 200 へ 万葉集読解・・・199(3247~3257歌)3247番長歌 沼名川の 底なる玉 求めて 得し玉かも 拾ひて 得し玉かも あたらしき 君が 老ゆらく惜しも (沼名河之 底奈流玉 求而 得之玉可毛 拾而 得之玉可毛 安多良思吉 君之 老落惜毛)...
View Article気まま体操のすすめ
日々つれづれ-12トップへ 私は気管支炎の気がある。いったん風邪を引くと、咳がとまらず大変苦しい思いをする。くしゃみも激しい。続けざまに10回ほどもとまらない。くしゃみよりも咳き込む方が苦しく、こんな思いをするならこのまま死んでしまった方がいいとさえ思う。...
View Articleこの瞬間がスタート
日々つれづれ-12トップへ 「今のこの瞬間がスタートなり」。これ誰の言葉かご存知だろうか。金言ぎらいの私めが座右の銘としている言葉である。自分で作って自分の銘としていれば世話はないが、途中で棒を折りがちな自分への苦言にしている。挫折や断念といった失敗の積み重ねから生まれ出てきた言葉である。...
View Article万葉集読解・・・200(3258~3269番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 201 へ 万葉集読解・・・200(3258~3269番歌)3258番長歌 あらたまの 年は来ゆきて 玉梓の 使の来ねば 霞立つ 長き春日を 天地に 思ひ足らはし たらちねの 母が飼ふ蚕の 繭隠り 息づきわたり 我が恋ふる 心のうちを 人に言ふ ものにしあらねば 松が根の 待つこと遠み 天伝ふ 日の暮れぬれば 白栲の 我が衣手も...
View Article万葉集読解・・・201(3270~3279番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 202 へ 万葉集読解・・・201(3270~3279番歌)3270番長歌 さし焼かむ 小屋の醜屋に かき棄てむ 破れ薦を敷きて 打ち折らむ 醜の醜手を さし交へて 寝らむ君ゆゑ あかねさす 昼はしみらに ぬばたまの 夜はすがらに この床の ひしと鳴るまで 嘆きつるかも (刺将焼 小屋之四忌屋尓 掻将棄 破薦乎敷而 所挌将折...
View Article西洋ヒイラギ
日々つれづれ-12トップへ 本日、路傍で西洋ヒイラギと思われる樹木に出合った。元来私は植物より鳥が好きで、若い頃はバード・ウオッチングにちょこちょこ出かけてはそれに興じていた。ところが近年私は遠方に出かけて珍鳥を探したり、あるいは木陰や浜辺で野鳥の現れるのを待つのが億劫になってきた。シャッターチャンスを忍耐強く待ち続ける気力が薄れてきたのかも知れない。...
View Article万葉集読解・・・202(3280~3288番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 203 へ 万葉集読解・・・202(3280~3288番歌)3280番長歌 我が背子は 待てど来まさず 天の原 振り放け見れば ぬばたまの 夜も更けにけり さ夜更けて あらしの吹けば 立ち待てる 我が衣手に 降る雪は 凍りわたりぬ 今さらに 君来まさめや さな葛 後も逢はむと 慰むる 心を持ちて ま袖もち 床うち掃ひ うつつには...
View Articleチョコの効用
日々つれづれ-12トップへ 人の心というのは弱いものである。孤独に対してである。孤独に耐えきれる心を持っていない。少なくともこの私は滅法弱い。しかも年輪を重ねれば重ねるほど周囲から人がいなくなり、孤独感はますます激しくなる。表面的には「なに、孤独には慣れっこになっているさ」と強がりをいってみても救われない。そう発言すればするほどますます強く孤独にさいなまれる。...
View Article万葉集読解・・・203(3289~3298番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 204 へ 万葉集読解・・・203(3289~3298番歌)3289番長歌 み佩かしを 剣の池の 蓮葉に 溜まれる水の ゆくへなみ 我がする時に 逢ふべしと 逢ひたる君を な寐ねそと 母聞こせども 我が心 清隅の池の 池の底 我れは忘れじ 直に逢ふまでに (御佩乎 劔池之 蓮葉尓 渟有水之 徃方無 我為時尓 應相登 相有君乎...
View Article誰のための学問
日々つれづれ-12トップへ 前回のエッセイに「新学問のすすめ」という、いささか不適切なタイトルをつけた。不適切なという以上に不明瞭なタイトルというべきか。が、私の言わんとするところは私の古くからの読者なら大方推察がついたことと思う。...
View Article万葉集読解・・・204(3299~3304番歌)
巻13~16メニュー へ そ の 205 へ 万葉集読解・・・204(3299~3304番歌)3299番長歌 見わたしに 妹らは立たし この方に 我れは立ちて 思ふそら 安けなくに 嘆くそら 安けなくに さ丹塗りの 小舟もがも 玉巻きの 小楫もがも 漕ぎ渡りつつも 語らふ妻を(見渡尓 妹等者立志 是方尓 吾者立而 思虚 不安國 嘆虚 不安國 左丹と之 小舟毛鴨...
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