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宇宙その4

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 今回は太陽から飛び出してみよう。夜空を見上げると星が光っている。すべて恒星といってよい。私たちは通常それを宇宙と思っている。当たり前、自分の目より確かなものはないと思っていますものね。ところが、その星々は銀河の星。全部が?。そう全部銀河の星。むろん、太陽ファミリーも銀河の一員。銀河のことはこれでいったんストップ。
 さて、ここでは2枚の図をお目にかけよう。一枚目からびっくり仰天。体積比地球の130万倍もある、あの太陽がなんと小さく見えることだろう。有名なシリウスは太陽を包み込んであまりある大きさなのだ。目分量だが直径はざっと4倍もある。体積比ざっと60倍もある。ポルックスだと目分量10倍弱。9倍と見て計算すると700倍にもなる。あの巨大な太陽の?。そう、その太陽の。
 二枚目をご覧いただこう。
 今述べた巨大なポルックスさえ、さらに小さな星に見えてしまう星が存在することが見て取れる。アルクトゥルスになると、前回見たあの巨大な太陽系全体をすっぽり包んでしまう大きさになる。リゲルやアルデバランだと、そのアルクトゥルスより数百倍も大きいのである。さらに、アンタレスになると、リゲルやアルデバランよりも・・・。が、もういいだろう。私のような一般人にはもうついていけない。
 こうした巨大星は全部銀河の一員なのだが、こうした星々がこうして明瞭に図示できるのは、「ハッブル宇宙望遠鏡」による所が大きい。この望遠鏡は地球の大気や天候の制約から逃れるため、アメリカが大気圏外に設置したものである。
 たんに想像では分からなかったこうした映像も知られるようになってきたのである。それにしても、たった一つの星が太陽系全体よりも大きいなんて信じられますか。が、宇宙科学はその存在を私たちに突きつけているのである。
           (2016年9月14日)
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