日々つれづれ-13トップへ
宇宙について本欄で記すのは限界。時間ができたら別に連載するのが適切。そう思うので次回ぐらいに私の結論を述べて終了するつもりである。
さて、前回は太陽は銀河の一員であって、星の数は2000億~4000億と見積もられていると述べた。2000億と言われてもぴんとこない巨数だ。要するに、無数とも無限とも言ってよかろう。その星の中には太陽系をも上回る巨星がある。
今回は視点を変えて速度について述べてみよう。ご承知のように身近で早いのは音速。標準大気中で時速1200キロほど。車や列車の速度より相当早い。
さて、ここからは国立天文台等の情報によるが、地球は4万キロを24時間かかって自転しているので、時速1700キロ弱。音速より早く回っていることになる。そして地球は太陽の回りを公転しているが、その公転速度は時速107000キロほどもある。音速の90倍もの猛スピード。一秒に30キロほどのスピードで回っていることになる。
では、太陽はどうだろう。宇宙空間に静止しているのだろうか。いえいえ、惑星をひきつれて銀河系を時速864000キロ、何と地球の自転速度の500倍ものスピードで回っているのである。さらに、星が2000億個以上ある銀河系自体も時速360万キロという信じがたいスピードで宇宙空間を動いている。
つまり、どの天体も静止しているものはなく、宇宙を桁違いのスピードで回転しているのである。もはや天体相互の動きは私たち一般の人間には認識しようがないほど複雑、かつ、猛スピードで動いている。前回みた太陽系全体をすっぽり包み込んでしまう、あの巨大なリゲルやアルデバランが時速864000キロものスピードで動いているなんて信じられるだろうか。現代の宇宙科学はそういう世界の実存を突きつけ、否応なく私たちに迫ってくる。こういう広大にして複雑な宇宙をどう考えるか、次回を最終回としたい。
(2016年9月16日)
![イメージ 1]()
宇宙について本欄で記すのは限界。時間ができたら別に連載するのが適切。そう思うので次回ぐらいに私の結論を述べて終了するつもりである。
さて、前回は太陽は銀河の一員であって、星の数は2000億~4000億と見積もられていると述べた。2000億と言われてもぴんとこない巨数だ。要するに、無数とも無限とも言ってよかろう。その星の中には太陽系をも上回る巨星がある。
今回は視点を変えて速度について述べてみよう。ご承知のように身近で早いのは音速。標準大気中で時速1200キロほど。車や列車の速度より相当早い。
さて、ここからは国立天文台等の情報によるが、地球は4万キロを24時間かかって自転しているので、時速1700キロ弱。音速より早く回っていることになる。そして地球は太陽の回りを公転しているが、その公転速度は時速107000キロほどもある。音速の90倍もの猛スピード。一秒に30キロほどのスピードで回っていることになる。
では、太陽はどうだろう。宇宙空間に静止しているのだろうか。いえいえ、惑星をひきつれて銀河系を時速864000キロ、何と地球の自転速度の500倍ものスピードで回っているのである。さらに、星が2000億個以上ある銀河系自体も時速360万キロという信じがたいスピードで宇宙空間を動いている。
つまり、どの天体も静止しているものはなく、宇宙を桁違いのスピードで回転しているのである。もはや天体相互の動きは私たち一般の人間には認識しようがないほど複雑、かつ、猛スピードで動いている。前回みた太陽系全体をすっぽり包み込んでしまう、あの巨大なリゲルやアルデバランが時速864000キロものスピードで動いているなんて信じられるだろうか。現代の宇宙科学はそういう世界の実存を突きつけ、否応なく私たちに迫ってくる。こういう広大にして複雑な宇宙をどう考えるか、次回を最終回としたい。
(2016年9月16日)