工事完了

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　１０～１４日の４日間にわたって行われた排水管取り替え工事が終了した。洗剤類、防虫剤類、陶磁器類、鍋類等々実に豊富雑多な生活用具もやっと整理が終了した。家に閉じこめられた４日間だったが、最終日は午前中で工事完了となったので、整理は後回しにして、即座に寺巡りに出かけた。家に閉じこめられていて、外出したくてウズウズしていたのである。
　寺巡りの方はさておいて、散らかった生活用具類の整理も終わり、一段落した所である。さて、整理してみると見たこともないものも含め、ここ２０年間に及んでたまっていた雑物がわんさと出てきた。一番厄介だったのは、いっぱいこびりついた沁みだの油類だのの汚れ。床や棚の隅っこのゴミや汚れ。色々こすったり拭いたり磨いたりしてみたがなかなか落ちない。とんだ重労働を強いられた。
　生活用具類の整理どころか整理の方は後回しにして、こうした汚れ類をある程度きれいにすべく時間を割かずにはいられなかった。さすが、無神経に出来上がっている私も、見るに見かねて汚れ落としに専念を余儀なくされた。
　こんなことを事細かに記したところで、どうにかなるものでもなく、この辺で筆をとめておくが、なんとか掃除や整理を終了した。最初、工事が４日間に及ぶと聞いてうんざりしたが、想像以上の鬱陶しさであった。作業員の方々は私に気を取られる余地はないのだが、私自身はどこか監視されているようで、鬱陶しく、かつ、窮屈な思いがした。
　が、こうして工事が終了してみると、すっきりした気分に襲われた。汚れた箇所をまがりなりにもきれいにし、雑多に並んでいた生活用具類も一応すっきり並べ直した。まるで大掃除を行ったような気分になった。こういう工事も鬱陶しいばかりじゃなく、整理の起爆剤にはなりますね。
　　　　　　　　　　　　　　（２０１６年１０月１７日）