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ペットの飼い主

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 数日前だったかペットの問題に関してテレビ放送があった。私の場合、例によってテレビは食事をしながらのちょっと見なので詳細は承知しない。その中で2匹の猫を飼い始めて80匹にもなり、経済的にも困窮という人の話をしていた。
 私の場合はチビくんだけなので経済的に困窮云々ということにはならない。が、増えたどの猫も手放せないという気持ちは痛いほど分かる。複数の猫を飼っているのは独り暮らしの人や高齢者が多いようだ。確かに飼えば、可愛いし、孤独感を癒してくれる。いつ帰宅してもチビくんがいるのでまさに相棒、家族以上の存在だ。
 私の知り合いに複数の猫を飼っている女性(40代)が二人いる。彼女らも同様に「どの猫ちゃんも手放せない」という。が、ものには限度がある。80匹ともなると、想像を絶する。チビくん一匹の姿が見えないだけでも、おろおろし、必死に部屋中を探し回る。80匹のどの猫が可愛いなどという優劣はないに相違ないので、大変。一瞬、一瞬、どの猫かの姿が見あたらないだろうから、毎日毎日、朝から晩まで探し回らなければならない。トイレの世話やエサの準備にてんやわんやに相違ない。経済面だけではなく、体力的にも精神的にも参ってしまう。
 私なら完全にお手上げだ。が、実はそういう問題ではない。手が回らないということは世話をしきれないことを意味している。つまり、各猫の生存にかかわっている。「可愛いし、孤独感を癒してくれる」ことは確かだろう。が、それは人間様の都合であって、各猫の生存は世話をしきれるか否かにかかっている。ペットはおもちゃではない。ちゃんとした生存者だ。本当にペットが大切な存在と思うなら、世話が出来ることが不可欠な条件。世話がしきれないなら絶対飼っちゃいけない。こんなのはあまりにも当然なことだ。高齢化社会はまだまだ続くだろうからペットブームは続く。飼い主は心していただきたい。
           (2016年11月18日)
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