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Channel: 古代史の道
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ハクセキレイ

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 ここまで生きてきて、もっとも楽しく、かつ、見聞を広げられたことのひとつはバードウォッチングの経験である。いきなり個人名を記すのはどうかと思うので、「NOB 科学とパソコン」としてWEBを検索すると出てくるNOBさん。
 NOBさんとは親友としておつきあいいただき、ここ数年ほどは私の歩行が円滑でないこともあり、ご無沙汰している状況。もう20年近く前になるが、バードウォッチングを進められ、あちこち同行した。おかげで楽しく、見聞も広がり、感謝に堪えません。
 さて、数え切れないほどの様々な思い出を語るのが今回の目的ではなく、好きな野鳥の話である。私はユリカモメとセキレイがお気に入りだ。ユリカモメについては過去に言及した記憶があるので、ここではハクセキレイ。
 ハクセキレイは実は大変身近な野鳥だ。鳩や雀ほどではないにしても、それについでよく見かける鳥だ。尾羽が細く長い。体全体も細く長く、いわば野鳥界きってのスタイリストだ。総じて野鳥は空を飛ばなければならないので、美しい姿をしている。いわばスタイリストだ。そんな野鳥たちのなかでも、目立って美しいスタイルをしている。
 身近にいて、目立って美しいスタイルをした鳥。人気断然ナンバーワンとなっておかしくはない存在。それがハクセキレイ。なのに、意外に知らない人が多く、地味な存在なのではなかろうか。
 原因は鳩や雀のように、群れをなさない。公園や駐車場などでしばしば見かける鳥ながら単独行動がほとんど。おまけに雀よりちょっと大きい程度の小鳥。小鳥がたった一羽でいたって気づきにくい。第二に滅多に鳴かない。ウグイスのように派手に鳴けば・・・。
 要するに小さく華奢で気づきにくい。が、そんな地味な所が私にはたまらない。身近な存在でありながら美しい。なので、ハクセキレイには人気が出てほしくない。
            (2017年4月30日)
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