レゴランド見参

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　昨日、話題の名古屋レゴランドに行って見た。大型連休中は相当の混雑が予想されたので、連休をはずして本日行ってみた。パンフレットによると、正式には「ＬＥＧＯＬＡＮＤ　ＪＡＰＡＮ」といい、大型テーマパークである。
　相棒に誘われたとき、いくら人混みを気にしない私もやや尻込みした。子供向けのテーマパークだが、かなり歩き回らなくてはならないことが、予測されたからである。歩行に難のある私ごとき老齢の輩が訪ねる場所ではあるまいし、そんな老齢者が歩き回っているとは想像出来なかった。けれども、それでもなおかつ好奇心に駆られ、相棒とともにでかけてみた。
　はっきり言って老体が足をよたつかせながら、歩き回るパークではない。事実、若い両親の子供連れが多く、孫を連れての高齢者の姿はほとんど見かけなかった。ミニランド内の名古屋城、名古屋ドーム、東寺、金閣寺、道頓堀等々ミニチュア模型が見事だった。それはそれでいいのだが、本物の持つ壮大さや迫力にはほど遠い。ミニチュアでも子供たちに見せる意義は十分にあると思うが、大の大人が見る時の意義は細工の見事さで、子供たちが見つめる世界の驚きとは意味が異なるだろう。
　したがって、足をよたつかせながら、老齢者が見るまでもないだろう。
　ただ、ＬＥＧＯＬＡＮＤのような場所に足を運んだことは後悔しなかった。それどころか、こういうパークを見て育つ子供たちの未来に希望を抱いた。抽象的な文章や写真より、こうした立体化された世界を見せる意義は大きいことだろう。
　が、一番大事なことは、若い人々が集まるこんな場所に、来る気になった、この自分の好奇心である。いつものことながら、私に誘いをかけてくれた相棒に感謝している。
　　　　　　　　　　　　（２０１７年５月２３日）