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Channel: 古代史の道
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最終走開始

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 万葉集読解も最終コーナーを迎えた。今年一杯に完成させるのが目標だ。「130首ほどもの長歌が残っているのに、そんなことを言って大丈夫か」と心配する向きもあるやも知れぬ。が、例によって私のこと。最後の最後まで目標を抱いていないと、気を抜きそうである。130首といっても、長歌は1首が長いので、短歌に換算すると、400首にも500首にも相当するかも知れない。加えて、ここ一週間、どういう形で長歌を入れ込んだらいいのか思案していて、昨日、第一回を上梓した。
 学識不十分のまま開始してしまい、今読み返すと、短歌の部分も出来映え不十分である。なので、「単純に長歌を挿入、追加すればよい」というものではないと思い知らされた。つまり、既述の短歌も大幅に修正しなければならないと気づいた次第である。
 今少し、学識を積んでから開始すればこういうことにはならずに済むのに。恥ずかしいやら情けないやらである。
 他方、もう少し慎重に構えていれば、とりわけ万葉集のような大がかりなものは、生涯手を付けることはなかったろう。ために、情熱だけで走り出した自分の行為は反省すべきなんだろうが、後悔はしていない。ものごとは、走り出すまでは十分準備を整え、慎重を期すべきが穏当なのであろう。が、同時に、走り出さないと、何事も始まらないのも事実に相違ない。
 走り出したことに後悔はない。どちらかというと、走りながら考えるタイプが私という人間なのだろう。こんな流儀は人様にとうてい進められるものではない。が、最終コーナーを回った今、私はゴールを目指して走り続けるしかない。というより、相変わらず、走り続け、最後の最後まで考え続けるでしょう。4年余前に走り出した時と同様、不十分のまま、ああでもない、こうでもないと考えながら・・・。
            (2017年5月19日)
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