愛知牧場

日々つれづれ－１５トップへ
　一昨日、東山動植物園に出かけたら休園、きっと月曜日の振り替え休園だったのだろう。一瞬考えたが、急遽愛知牧場を訪ねて見ることにした。テレビでコスモス園のことを見かけていたからだ。いわば予備知識なしの行き当たりばったりの旅だ。
　ナビで探ると、日進市にある。日進市といえば名古屋市の東端から東に位置する市で八事方面に向かった所だ。途中で香久山という場所を通って驚いた。興味が引かれたが、頭の隅にだけ入れておいて牧場に向かった。
　詳細は分かりかねるが、本格的な牧場というよりは、一帯を観光農園化した憩いの場と見なすことが出来た。
　さて、坂を上がっていくと、突き当たりに広々としたコスモス畑に出た。係員に尋ねると、キバナコスモスというコスモス。開けた地というのは気分まで広がり、空気もおいしく感じられる。広大な花畑が広がる淡路島を思い出した。ベンチの人が私に話しかけた。
　「何だか気分がゆったりしますね」
　　　広やかな一面コスモス見る内に我が身自身が彼方飛びゆく　（桐山芳夫）
　　　後方に牧場あるを感ずればいよよ広がる解放の海　　　　　（桐山芳夫）
　帰途に「動物広場」というのがあったので、寄ってみた。ウサギ、アヒル、モルモット、マーラ等々こうした小動物が飼われ、放し飼いにされ、ある意味ではコスモス畑よりもこちらの方が楽しい思いをした。とくに小ウサギがじっとうずくまる姿態が愛くるしく、本当に癒される思いがした。
　かくて、半日こっきりの旅、それも行き当たりばったりの旅も無事終焉を迎えた。終わってみると、東どなりの市にこんな場所があったなんて！。知らぬこととはいえ、あらためて近在にもいい所があるもんだな、と思った次第である。
　　　　　　　　　　　　　（２０１７年９月２１日）