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Channel: 古代史の道
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炎天続く

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 灼熱地獄が続いている。名古屋から岐阜市にかけての一帯は日本でも有数の高温地帯である。ここ6日間、37~38度Cという記録的な猛暑日が続いている。体温よりも高いのはもとよりだが、観測地点とは異なって、コンクリートからなる舗装路では、太陽光の照り返しもあって、これより数度C高温になる。まさにうだるような暑さだ。
 猛暑日が続く、こんな時に限ってよんどころのない用事が出来る。一昨日も相棒の実家への送り迎えに外出を余儀なくされた。正午に出て五時半頃帰宅という、最も暑い盛りに外出した。これで4日連続で炎天下を移動したことになる。
 彼女は、母親が入院中で、人けのない実家に入って、外気を入れたり掃除をしたりする。30分かかるか一時間かかるか見当がつかない。その間私は近辺で待つことになる。車内で待つのは大嫌いなので、車外に出て、適当な場所を探す。が、近辺には喫茶店もないし、飲料水を販売している店もない。運動も兼ねて炎天下をぶらりぶらり歩く。その所在なさは半端ではない。さりとて、遠くへ足をのばすわけにはいかない。すぐに車に戻れる近場に限定される。
 折良く、恰好の樹木が立っていたので、その木陰で時間をつぶすことにした。車まで二、三分。木の名は分からない。
   くらくらと炎ゆる木下で人を待つ遠くに見ゆる百日紅の花  (桐山芳夫)
   歩み来る主婦とおぼしき人二人日よけに手かざす仕草が近し (桐山芳夫)
   深閑たる記録的猛暑の昼下がり所在もなげに両手いっぱい上に (桐山芳夫)
      幾台も車過ぎたり猛暑の日   (桐山芳夫)
      ひと声も蝉の鳴き声ないままに (桐山芳夫)
 とにもかくにもうだるような暑さである。ほんと熱中症になりそうである。
.            (2018年7月18日)
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