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Channel: 古代史の道
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私の決意

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 現在、私は家のあちこちに手すりをつけてもらうよう、業者にお願いしている。つかまち立ち移動から、現在、何とか手ぶらで歩行できるように回復してきた。さあ、パソコン活動の本格化といきたいところだが、あせってはいけない。絶対に転倒してはいけない我が身である。
 家のあちこちに手すりをつけてもらおうというのは、むろん、転倒しないための用心である。情けないといえば情けない話だが、万葉集読解の完成を目前にして、今回こそ失敗は許されない。
 今すぐじゃなくとも、明日があるさと私たちは思っている。当たり前である。明日死ぬかも知れないと思ったら、何も手がつけられない。
 ところが、現にこの私、健康診断良好のこの私が、突如として救急車に運ばれ、死線をさまようことになった。万葉集読解の完成どころか、その再開すら不可能になってしまったのである。
 退院してきて半月、50年ぶりに訪ねて来てくれた従兄弟のY、Kさん。病院にも見舞いに来てくれた親友のN,Kさん。そして彼女と言っていいK,Wさん。もう10年余になる家族みたいなM,Yご夫妻等、いずれも私の家まで訪ねてきて下さった。なんと礼を言っていいか分からない。
   生かされて今ある我を訪ねくる人あることのうれしからずや(桐山芳夫)
 万葉集読解の完成を目前にしていることもさることながら、こんなつながりのある人たちのためにも私は死ぬわけにいかない。つまり、二度と転倒するわけにいかない。
 家のあちこちに手すりをつけてもらおうというのは、こんな私の気持の反映であり、決意なのである。
           (2019年3月15日)
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