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Channel: 古代史の道
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足取り不確か

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俳句メニューへ
 私は、名古屋第一赤十字(中村日赤)病院に救急車で運ばれ、死線をさまようことになった。肺炎球菌にかかり、長期入院を余儀なくされた。それまでは元気いっぱいで、「万葉集読解」のかたわら、松尾芭蕉の勉強を始めていた。
 3月に退院し、ここ2ヶ月半ほど、まだ本調子の身ではないにもかかわらず、懸案の「万葉集読解」に没頭し、何とか完了し、「あとがき」を書くに至った。
 6年3ヶ月余に及ぶ長期間の万葉集読解作業だったので、完了した現在、やり遂げた思いが強い。正直、私は一種の虚脱状態に陥った。そこで、ここしばらくは長期間休養に入るつもりでいた。
 ところが、今朝、不意に、入院前に「松尾芭蕉の勉強を始めていた」ことを思い出した。俳句への情熱がかすかに残っていることに気付かされた。もとより、「万葉集読解」のような本格的な情熱ではないけれど・・・。
 どこまで出来るか分からないが、しばらくは「奥の細道」等に代表される松尾芭蕉の勉強に精を出してみたい。そのかたわら、出来れば、自らも作句に励み、ここしばらくの間、この線でいくことにしたい。
 第一回は次のような句が出来た。
    夏近し体調戻らず日が眩し       (桐山芳夫)
    足取りのおぼつかなさやつつじまで   (桐山芳夫)
    うらめしやあそこに行けばチュ-リップ (桐山芳夫)
    よろよろとバラの近くにたどりつく   (桐山芳夫)
           (2019年5月11日)
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