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Channel: 古代史の道
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芭蕉名句一

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 芭蕉と言えば、そろそろ誰もが知っている句を取り上げておこう。先ず次の二句。
    古池や 蛙飛び込む 水の音   (松尾芭蕉)
五月雨を 集めて早し 最上川   (松尾芭蕉)
 二句とも誰知らぬ人のいない有名句である。第一句の「古池や」の句は貞亨3年、芭蕉43歳の時に作られたとされる一句である。
 「最上川」の句は「奥の細道」の紀行中、山形県新庄市泊の際に作られたとされる句。元禄2年(1689年)6月、芭蕉46歳の最も油の乗りきった時期の句。
 さて、上記の二句が二句共高名なのはなぜだろう。飛び抜けて秀逸だからであろうか。むろんそうなのだろうが、私の見るところ、他に特色ないし理由がある。ヒントはたとえば次の一句にある。
丈六に陽炎高し石の上 (松尾芭蕉)
 を挙げておこう。
 答えは次回に回すが、丈六(じょうろく)は1丈6尺すなわち16尺(5メートル)のことである。

    真清田は尾張一宮秋の空     (桐山芳夫)
           (2019年5月25日)
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