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昨日、今年も岐阜市の梅林公園に出かけた。昨年の記事を繰ってみると昨年は3月10日に出かけている。今回はその丁度一週間後になるが、時期的には相似した頃と考えてよかろう。昨年との大きな相違は天候である。昨年はちらちら雪が舞い降りてくる厳寒の日であったが、今回は絶好の晴天、気温も22度に達するぽかぽか陽気だった。それまでの12度前後に比べ、一気に10度ほども上昇した計算になる。
そのせいか、多くの人々が訪れていて、梅見を満喫していた。人影をほとんど見かけなかった昨年とは雲泥の差だった。
絶好の梅見日和に足運び車座なりし人の楽しげ
いち早く桜に代えて梅見びと眺める我れも微笑誘わる
桜のような華やかさはないが、そこには、桜の華やかさにも勝る、密やかにして控えめに梅を楽しむ人々の姿があった。人々はゆっくりゆっくりと歩みを進め、時おり立ち止まって梅に見入っていた。というより、梅を含めた芝生、山、さらには空気全体を満喫しているように見えた。梅と桜は開花期が数週間異なるのみだが、桜を色香漂う成人女性にたとえるとしたら、梅はいまだ楚々とした乙女に喩えることができよう。多くの人が同様に喩えるとすれば常套句なのかもしれない。が、それでもいい。それだけに、この喩えは広くあまねく行き渡っている証拠だろうからである。
車で往復百キロ余、決して近場とは言えない走行であった。が、その百キロ余に費やす費用など問題にならないほど、十二分に価値のある梅見であった。白梅、紅梅、その引き締まった美しさは近在では絶対に見られない光景となって、私の脳裏に焼き付いた。同行した相棒がつぶやいた。「来年も来たいね」。私も全く同感であり、「来年も来たいね」という気持になったこと、これこそが最大の収穫だったかも知れない。
(2015年3月18日)
昨日、今年も岐阜市の梅林公園に出かけた。昨年の記事を繰ってみると昨年は3月10日に出かけている。今回はその丁度一週間後になるが、時期的には相似した頃と考えてよかろう。昨年との大きな相違は天候である。昨年はちらちら雪が舞い降りてくる厳寒の日であったが、今回は絶好の晴天、気温も22度に達するぽかぽか陽気だった。それまでの12度前後に比べ、一気に10度ほども上昇した計算になる。
そのせいか、多くの人々が訪れていて、梅見を満喫していた。人影をほとんど見かけなかった昨年とは雲泥の差だった。
絶好の梅見日和に足運び車座なりし人の楽しげ
いち早く桜に代えて梅見びと眺める我れも微笑誘わる
桜のような華やかさはないが、そこには、桜の華やかさにも勝る、密やかにして控えめに梅を楽しむ人々の姿があった。人々はゆっくりゆっくりと歩みを進め、時おり立ち止まって梅に見入っていた。というより、梅を含めた芝生、山、さらには空気全体を満喫しているように見えた。梅と桜は開花期が数週間異なるのみだが、桜を色香漂う成人女性にたとえるとしたら、梅はいまだ楚々とした乙女に喩えることができよう。多くの人が同様に喩えるとすれば常套句なのかもしれない。が、それでもいい。それだけに、この喩えは広くあまねく行き渡っている証拠だろうからである。
車で往復百キロ余、決して近場とは言えない走行であった。が、その百キロ余に費やす費用など問題にならないほど、十二分に価値のある梅見であった。白梅、紅梅、その引き締まった美しさは近在では絶対に見られない光景となって、私の脳裏に焼き付いた。同行した相棒がつぶやいた。「来年も来たいね」。私も全く同感であり、「来年も来たいね」という気持になったこと、これこそが最大の収穫だったかも知れない。
(2015年3月18日)
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