政治経済等時事問題おしゃべり
ほとんど大部分の国民が審議不十分と思い、違憲の疑いが濃いと思って反対した安保法案。にもかかわらず大多数の自民党が一人残らず一様に強行採決して成立させた。一部賛意を唱える有識者といえども、国民の一人に過ぎない。国民運動につばするような発言は下手すると「お前は何様なんだ」と言われかねない雰囲気に包まれた。
さて、ここに困った問題がある。国民から大反対を突きつけられようと、違憲の疑いがあろうと強引に成立させてしまえばよしでは、国民は全く馬鹿だ。受け皿の問題だ。
政党支持率の世論調査だが、朝日、読売、毎日、NHK等々お馴染みの大手マスコミの手によって行われている。大勢に相違はないが、それにしても各社によって相違がある。何か格好のものがないかと探していたら大手12社の結果をまとめたものをWEB上に見つけた。株式会社ピーエムラボが作成したPML.Indexである。その表を掲げておくので参照していただきたいが、一番上の行に掲げられた数値がそのPML.Indexである。いわば大手12社の平均値と考えていただければよいだろう。
さて、一番上の行のPML.Indexをみると、一番多いのは支持政党なしの38.5%である。次に多いのが自民党の35.2%である。つまり、自民党といえども、全体の3分の1程度しかない。なのに議席数は逆に3分の2に達している。その理由ははっきりしている。支持政党無しが最大を占め、かつ、民主党以下の各政党が10%以下の低支持にあえいでいることによる。
衆議院、参議院共に最近の選挙は記録的な低い投票率にあえいでいる。その多くが支持政党なし層の人々だとすると、必然的に全体の3分の1程度しかない支持の自民党でも議席数の大半を獲得できてしまうのである。
私が思うに自民党に代わる受け皿が見あたらないのである。国民無視の安保法案はけしからんといきまいても、受け皿が見あたらないのではいかんともしがたい。投票しないのが抗議だといっても、行かなければ自民党を利することになるだけだろう。
私たち国民は国民を馬鹿にした与党議員にお灸を据えようとしても据えようがないことになる。
正直な話「維新の党や共産党ではねえ」と多くの方々は思っているのではなかろうか。かく申す私自身もその一人である。
さて、こうなると、私たちは受け皿を作らなければならない。安保法廃案のための臨時政党、一時的な臨時政府だ。その名は「国民戦線」、「国民連合」、「民主連合」等々いくつか思いつく。実現可能か否か分からないが、少なくとも横暴なやり方に終始した今回の与党にお灸の一つも据えられないとしたら、横暴を助長することになりかねない。私はこう思うが、いかがであろう。
(2015年9月27日)
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ほとんど大部分の国民が審議不十分と思い、違憲の疑いが濃いと思って反対した安保法案。にもかかわらず大多数の自民党が一人残らず一様に強行採決して成立させた。一部賛意を唱える有識者といえども、国民の一人に過ぎない。国民運動につばするような発言は下手すると「お前は何様なんだ」と言われかねない雰囲気に包まれた。
さて、ここに困った問題がある。国民から大反対を突きつけられようと、違憲の疑いがあろうと強引に成立させてしまえばよしでは、国民は全く馬鹿だ。受け皿の問題だ。
政党支持率の世論調査だが、朝日、読売、毎日、NHK等々お馴染みの大手マスコミの手によって行われている。大勢に相違はないが、それにしても各社によって相違がある。何か格好のものがないかと探していたら大手12社の結果をまとめたものをWEB上に見つけた。株式会社ピーエムラボが作成したPML.Indexである。その表を掲げておくので参照していただきたいが、一番上の行に掲げられた数値がそのPML.Indexである。いわば大手12社の平均値と考えていただければよいだろう。
さて、一番上の行のPML.Indexをみると、一番多いのは支持政党なしの38.5%である。次に多いのが自民党の35.2%である。つまり、自民党といえども、全体の3分の1程度しかない。なのに議席数は逆に3分の2に達している。その理由ははっきりしている。支持政党無しが最大を占め、かつ、民主党以下の各政党が10%以下の低支持にあえいでいることによる。
衆議院、参議院共に最近の選挙は記録的な低い投票率にあえいでいる。その多くが支持政党なし層の人々だとすると、必然的に全体の3分の1程度しかない支持の自民党でも議席数の大半を獲得できてしまうのである。
私が思うに自民党に代わる受け皿が見あたらないのである。国民無視の安保法案はけしからんといきまいても、受け皿が見あたらないのではいかんともしがたい。投票しないのが抗議だといっても、行かなければ自民党を利することになるだけだろう。
私たち国民は国民を馬鹿にした与党議員にお灸を据えようとしても据えようがないことになる。
正直な話「維新の党や共産党ではねえ」と多くの方々は思っているのではなかろうか。かく申す私自身もその一人である。
さて、こうなると、私たちは受け皿を作らなければならない。安保法廃案のための臨時政党、一時的な臨時政府だ。その名は「国民戦線」、「国民連合」、「民主連合」等々いくつか思いつく。実現可能か否か分からないが、少なくとも横暴なやり方に終始した今回の与党にお灸の一つも据えられないとしたら、横暴を助長することになりかねない。私はこう思うが、いかがであろう。
(2015年9月27日)