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今朝、目覚めてまもなくテレビを点け、最初に飛び込んできた報道画面を目にしてわが耳目を疑った。御嶽山が噴火したというのだ。
御嶽山は長野県から岐阜県にまたがる3000mを越す雄大な山岳である。それ以上に、御嶽と呼ばれることからお分かりのように、日本を代表する霊峰だ。私は、ここ十年以上、お正月になると、マンションの最上階に上がって御嶽山を遙拝し、その雄姿をカメラに収めてきた。私に特別、山岳信仰があるわけではないが、冠雪した雄姿を目にすると、自ずから畏敬の念が起こり、自然と合掌してきた。えっ!、その御嶽が噴火?。寝耳に水とはこのことである。早速知り合いの女性と電話で話したら、いっときこの話題でもちきりになった。
報道によると、すでに7人が意識不明となり、42人が重軽傷を負っているという。どうなるかしばらくその推移をみなければならないが、御嶽山が仁王立ちになり、怒髪天を衝く怒りに荒れ狂うことにならないよう祈るばかりである。
私自身をも含め、普段私たちは巨大な御嶽に加護されているという意識が薄い。いまさら強調するまでもなく、牧尾ダムひとつだけを取り上げても、生活用水、工業用水、農業用水として私たちは御嶽から計り知れない恵みを受け続けている。
その御嶽が噴火したとあれば、怒髪天を衝く巨大な仁王像を想到しないではいられない。今回の噴火はマグマにまでは達していなく、水蒸気爆発にとどまる可能性があるという専門家の言が報道されていた。本当に、そうあって欲しいと願うばかりだが、津波、土砂災害、豪雨、そして今回の御嶽噴火。こうした、ある意味、人知の及ばない大災害報道に接すると、「ああ、私たち人間はたんに生かされている存在に過ぎないんだな」と感じないわけにはいかないのである。
(2014年9月28日)
今朝、目覚めてまもなくテレビを点け、最初に飛び込んできた報道画面を目にしてわが耳目を疑った。御嶽山が噴火したというのだ。
御嶽山は長野県から岐阜県にまたがる3000mを越す雄大な山岳である。それ以上に、御嶽と呼ばれることからお分かりのように、日本を代表する霊峰だ。私は、ここ十年以上、お正月になると、マンションの最上階に上がって御嶽山を遙拝し、その雄姿をカメラに収めてきた。私に特別、山岳信仰があるわけではないが、冠雪した雄姿を目にすると、自ずから畏敬の念が起こり、自然と合掌してきた。えっ!、その御嶽が噴火?。寝耳に水とはこのことである。早速知り合いの女性と電話で話したら、いっときこの話題でもちきりになった。
報道によると、すでに7人が意識不明となり、42人が重軽傷を負っているという。どうなるかしばらくその推移をみなければならないが、御嶽山が仁王立ちになり、怒髪天を衝く怒りに荒れ狂うことにならないよう祈るばかりである。
私自身をも含め、普段私たちは巨大な御嶽に加護されているという意識が薄い。いまさら強調するまでもなく、牧尾ダムひとつだけを取り上げても、生活用水、工業用水、農業用水として私たちは御嶽から計り知れない恵みを受け続けている。
その御嶽が噴火したとあれば、怒髪天を衝く巨大な仁王像を想到しないではいられない。今回の噴火はマグマにまでは達していなく、水蒸気爆発にとどまる可能性があるという専門家の言が報道されていた。本当に、そうあって欲しいと願うばかりだが、津波、土砂災害、豪雨、そして今回の御嶽噴火。こうした、ある意味、人知の及ばない大災害報道に接すると、「ああ、私たち人間はたんに生かされている存在に過ぎないんだな」と感じないわけにはいかないのである。
(2014年9月28日)
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