万葉集読解・・・106(1548~1559番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 107 へ 万葉集読解・・・106(1548~1559番歌)1548 咲く花もをそろは厭はしおくてなる長き心になほしかずけり (咲花毛 乎曽呂波猒 奥手有 長意尓 尚不如家里) 作者は大伴坂上郎女。晩萩(おそはぎ)の歌。...
View Article万葉集読解・・・107(1560~1580番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 108 へ 万葉集読解・・・107(1560~1580番歌)1560 妹が目を始見の崎の秋萩はこの月ごろは散りこすなゆめ (妹目乎 始見之埼乃 秋芽子者 此月其呂波 落許須莫湯目)...
View Article自分を鼓舞
日々つれづれ-10トップへ 前回、虫歯に犯され、歯科医院に通う羽目になったことを記したが、一昨日、パソコンの不具合にも見舞われた。「悪いことは重なるもんだ」と言うが、なにゆえ連続するのかと暗い気分に襲われた。ひとつの救いは、日常のトラブルや雑事に振り回されても、それによって気力が減退するようには出来ていない自分の性格である。要は、物事をあまり深刻に考えない、たんに呑気に過ぎないだけなのだが・・・。...
View Article万葉集読解・・・108(1581~1595番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 109 へ 万葉集読解・・・108(1581~1595番歌)1581 手折らずて散りなば惜しと我が思ひし秋の黄葉をかざしつるかも (手折らずて散りなば惜しと我が思ひし秋の黄葉をかざしつるかも)...
View Article万葉集読解・・・109(1596~1605番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 110 へ 万葉集読解・・・109(1596~1605番歌)1596 妹が家の門田を見むとうち出で来し心もしるく照る月夜かも (妹家之 門田乎見跡 打出来之 情毛知久 照月夜鴨) 題詞に「大伴宿祢家持、娘子(をとめ)の門前にやってきて作った歌」とある。...
View Article万葉集読解・・・110(1606~1621番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 111 へ 万葉集読解・・・110(1606~1621番歌)1606 君待つと我が恋ひをれば我が宿の簾動かし秋の風吹く (君待跡 吾戀居者 我屋戸乃 簾令動 秋之風吹) 秋相聞歌。1606~1635番歌。 題詞に「額田王(ぬかたのおほきみ)、近江天皇(天智天皇)をしのんで作る歌」とある。488番歌と重複。...
View Article流れに棹さす
日々つれづれ-10トップへ ご存じの方もおありかと思うが、文化庁は平成7年度から毎年「国語に関する世論調査」を実施している。色々な事柄について調査を行っているが、マスコミに取り上げられやすいのが言葉の意味の誤解、誤用調査である。中でも取り上げられやすい代表例を二つ紹介しよう。「流れに棹(さお)さす」と「気が置けない」の二つだ。...
View Articleカボチャの花
日々つれづれ-10トップへ 昨日ちょっとした雑用で車を走らせていたら、たまたまザクロ園の前を通りかかった。ザクロの樹は一本なのでザクロ園と呼ぶのは奇妙だが、ザクロ好きな私には別の名が思い浮かばない。一ヶ月ほど前立ち寄った際は、ザクロはまだ真っ赤に色づいていなかった。が、こぼれんばかりに多くの実を付けたザクロに出会い、ご機嫌な気分になった。...
View Article万葉集読解・・・111(1622~1635番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 112 へ 万葉集読解・・・111(1622~1635番歌)1622 我が宿の秋の萩咲く夕影に今も見てしか妹が姿を (吾屋戸乃 秋之芽子開 夕影尓 今毛見師香 妹之光儀乎)...
View Article万葉集読解・・・112(1636~1651番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 113 へ 万葉集読解・・・112(1636~1651番歌)1636 大口の真神の原に降る雪はいたくな降りそ家もあらなくに (大口能 真神之原尓 零雪者 甚莫零 家母不有國) 冬雜歌(1636~1654番歌)。 作者は舎人娘子(とねりのをとめ)。雪の歌。娘子の名は不記載。...
View Article建中寺
日々つれづれ-10トップへ 前回、私は、あちこち積極的に出向くつもりと記した後、次のように記している。 「私にとって人と接すること自体が健康の源であり、ライフワーク継続の一環なのである。」...
View Article万葉集読解・・・113(1652~1663番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 114 へ 万葉集読解・・・113(1652~1663番歌)1652 梅の花折りも折らずも見つれども今夜の花になほしかずけり (梅花 折毛不折毛 見都礼杼母 今夜能花尓 尚不如家利) 作者は他田廣津娘子(をさたのひろつをとめ)。梅の歌。...
View Article