平和公園
日々つれづれ-10トップへ お盆シーズン真っ盛りである。私は一足早く、11日に兄弟三人揃って平和公園に墓参りに出かけた。平和公園は大小様々な寺の集合墓地である。 これまで毎年欠かさずお盆の墓参りに出かけている。幸い雨に降られた記憶がない。特に今回は曇天気味でしのぎやすく、汗っかきの私としては大助かりであった。...
View Article万葉集読解・・・98(1418~1435番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 99 へ 万葉集読解・・・98(1418~1435番歌)1418 石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも (石激 垂見之上乃 左和良妣乃 毛要出春尓 成来鴨)...
View Article男女間の本質
日々つれづれ-10トップへ 最近はあまり耳にしないが、私が若い頃はときおり「遠くて近きは男女の仲」という言葉を耳にした。男女の仲は千差万別、本稿のような短文で意を尽くせるか否か覚束ないが、やってみよう。諺の原点は清少納言の枕草子にあるという。繰ってみると、なるほど一七一段に「遠くてちかきもの 極樂 舟の道...
View Article万葉集読解・・・99(1436~1447番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 100 へ 万葉集読解・・・99(1436~1447番歌)1436 含めりと言ひし梅が枝今朝降りし沫雪にあひて咲きぬらむかも (含有常 言之梅我枝 今旦零四 沫雪二相而 将開可聞) 次歌ととに作者は大伴宿祢村上。梅の歌。...
View Article多兎を追う
日々つれづれ-10トップへ 「二兎を追うものは一兎をも得ず」という諺がある。「同時に二匹を追っても一匹すら得られない」という意味なのであまりいいことには使われない。が、悲しいかな、人間、一兎だけに集中しろと言われてもなかなか出来ない。...
View Articleイチジク・ザクロ
日々つれづれ-10トップへ お盆が過ぎ、夏休みも終盤に突入した。が、33度前後の猛暑が続き、まだまだ盛夏の真っ最中といったところ。が、自然界の営みは正直、ちらほらと実りの秋を準備しつつある。ここんところ矢継ぎ早に、そんな秋の到来を告げる実りに出会うようになった。ザクロとイチジクである。 夏もはや過ぎゆくらんか通い来し医院の脇に実る無花果 万葉の里にあるごと手に余る実を付け始む無数の石榴...
View Article万葉集読解・・・100(1448~1464番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 101 へ 万葉集読解・・・100(1448~1464番歌)1448 我がやどに蒔きしなでしこいつしかも花に咲きなむなそへつつ見む (吾屋外尓 蒔之瞿麥 何時毛 花尓咲奈武 名蘇經乍見武) 1448~1464番歌の17首は春相聞歌。本歌の作者は大伴宿祢家持。坂上家の大嬢(おほいらつめ)に贈った歌。以前にも記したが、...
View Article殺し合い
日々つれづれ-10トップへ 本欄をご愛読されている方ならご承知かと思うが、昨夜Jさんから寄せて頂いたコメントの中に「植物は人よりも歴史が長く殺し合いを避けてます。」とある一文を目にして私はハッとした。これまで植物を引き合いに出してこんな風に捕らえたことはなかったので、いわば虚を突かれた格好だった。...
View Article万葉集読解・・・101(1465~1479番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 102 へ 万葉集読解・・・101(1465~1479番歌)1465 霍公鳥いたくな鳴きそ汝が声を五月の玉にあへ貫くまでに (霍公鳥 痛莫鳴 汝音乎 五月玉尓 相貫左右二)...
View Article万葉集読解・・・102(1480~1497番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 103 へ 万葉集読解・・・102(1480~1497番歌)1480 我がやどに月おし照れり霍公鳥心あれ今夜来鳴き響もせ (我屋戸尓 月押照有 霍公鳥 心有今夜 来鳴令響) 本歌と次歌の作者は大伴書持(おほとものふみもち)。家持の弟。...
View Article寂しがりや
前回、チビのことを記事化したのは2012年8月のこと。あれからもうちょうど2年を経過したところである。この間、チビの暮らしぶりに大きな変化はみられない。前回私は次のように記した。 「一日の内数時間程度なら分からぬでもない。が、半日ほども寝そべっているのだ。まるで赤子のようにすやすやと・・・。」...
View Articleジージーミンミン
日々つれづれ-10トップへ ここ半月ほどここ名古屋ではじめじめした、まるで梅雨時のようなはっきりしない日々が続いた。梅雨さながらの日々ならまだよしとしなければならない。広島の未曾有の土砂災害に代表されるように、全国的には大変な豪雨に見舞われ、豪雨災害が続出している。...
View Article万葉集読解・・・103(1498~1510番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 104 へ 万葉集読解・・・103(1498~1510番歌)1498 暇なみ来まさぬ君に霍公鳥我れかく恋ふと行きて告げこそ (無暇 不来之君尓 霍公鳥 吾如此戀常 徃而告社)夏相聞は1498~1510番歌。 作者は大伴坂上郎女(さかのうえのいらつめ)。...
View Articleホトトギス
日々つれづれ-10トップへ 万葉集に関心のない人には他所事だろうが、現在私は、巻8(ちなみに万葉集は全20巻からなるのでその8巻目)に鋭意取り組んでいる最中である。そこで驚いたことがある。ホトトギスである。...
View Article万葉集読解・・・104(1511~1529番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 105 へ 万葉集読解・・・104(1511~1529番歌)1511 夕されば小倉の山に鳴く鹿は今夜は鳴かず寐ねにけらしも (暮去者 小倉乃山尓 鳴鹿者 今夜波不鳴 寐<宿>家良思母) 秋雜歌は1511~1605番歌。...
View Article万葉集読解・・・105(1530~1547番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 106 へ 万葉集読解・・・105(1530~1547番歌)1530 をみなへし秋萩交る蘆城の野今日を始めて万世に見む (娘部思 秋芽子交 蘆城野 今日乎始而 萬代尓将見)...
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