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物部神社

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 昨日、東区黒門町の歯医者に人を送っていったのだが、済むまで一時間半ほどもかかるという。筒井町に大きな喫茶店があるというので、待ち時間をつぶしがてら出かけた。駐車場に車を止めて通りに目をやると向かい側に神社が見えた。小さな神社だが、何となく気になって車からカメラを取り出してきて通りを横断した。神社の正面に立ったとき、私の記憶がうごめき、「あ、そうか」と膝を打った。そうそう、社碑に「式内社物部神社」とあるとおり、かって私が夢中になって巡り歩いた尾張式内社の一社だった。もとより、忘れっぽいことでは人後に落ちない私のこと。正面に立つまですっかり記憶から消えていたこというまでもない。が、正面に立ったとたん、160社ほどにも及ぶ神社を次々に巡り歩き、記録にとどめた頃の記憶が澎湃としてわき起こった。今、思うと、実に楽しく充実した日々だった。5,6年も前のことだが、たった一社の鳥居の前に身を置いたとたん、澎湃として記憶がわき起こるとは!!。
    粛然と物部やしろにたてるわれ遠き古代に吸い込まれゆく
    かって訪ひしやしろの前に立つときがくると思うやしばしたたずむ
 こうした思い出の海に浸る時がやってくるとは!。むろん、夢想だにしなかったことだ。ある意味、私にとっての事件と呼んでいいだろう。こうした僥倖に巡り会えたのも、かって私が160社ほどにも及ぶ神社を次々に巡り歩いたからに相違ない。偶然に立ち寄った喫茶店の正面にそうしたおやしろの一社が鎮座ましましていたなんて・・・。
 帰宅後、確認してみると、名古屋市東区筒井に鎮座する 物部神社を訪ねたのは2010年7月8日のことだった。すっかり消え去ってしまっていた日々を蘇らせてくれた物部神社。その御祭神宇摩志麻遅命(うましまじのみこと)に合掌しないでは罰が当たるというものであろう。
              (2014年10月1日)
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