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Channel: 古代史の道
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間々公園

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 数ヶ月前のことになるが、私は小牧市小牧山の北西に位置する『間々(まま)観音』(龍音寺)を訪ねたことがある。知る人ぞ知る日本で唯一の「お乳のお寺」である。「お乳のお寺」というのは授乳観音のことで、乳房の発育はもとより、安産、育児等々に寄与するお寺さんである。
 それはさておき、間々観音から数百メートル北方、車なら一分と要しない近在に間々公園というのがある。昨日、その公園の近くを通りかかったので、お手洗い拝借を兼ねてそこに立ち寄った。以前はよく立ち寄った場所なので勝手知ったる公園というわけだ。
 立ち寄って驚いたのは園内の一角に見事に色づいた紅葉樹が立っていたことだ。写真を見ていただけばお分かりと思うが、紅葉の色といい形といい、見事というほかない。素人目の私にも、これは木を植えた頃から今日まですべてプロの手になるもの、と判断された。 が、本当に驚いたのは紅葉の時期である。私は紅葉の見頃はあと数週間先き、来月中旬頃と思いこんでいた。ところが間々公園ではいままさに紅葉の最盛期。私はその美しさに息をのみ、目を見張った。
   ふと寄りし間々公園の紅葉樹ひそやかにしていや美しき
   ころころと色ごむまりを転がしてみたき間々園紅葉してをり
   知らぬ間に秋深まりぬ郊外の間々の園にも木々色づけり
 閑散とした公園をひとりひっそりと散策したのは久々のこと。たったひとり、郊外の公園に足を踏み入れてみるのもいいもんですね。一陣の清浄な秋風が湧き起こり、私のからだ全体を吹き抜け、たまりに溜まった俗界の汚れを吹き流していった。大袈裟を承知で言えば、ひそやかに立つ紅葉樹が起こした秋風が、私のすべて、すみからすみまでの垢を、きれいに洗い清め、すっかり流し去ってくれたような気分を味わった。
              (2014年10月22日)
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