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Channel: 古代史の道
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花の下

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 昨日、人を送って小牧城の近くまでいった。小牧城は小牧山に築城された城郭で、国の文化財に指定されている。そのことより、一時、織田信長が居城した所として有名だ。が、私の血が騒いだのは、そうした場所だからというより、桜の名所の一つとして、小牧市民等色々な人々に愛されている場所だからである。
 桜の満開には若干早い気がしたが、桜まつりの最中に相違ないと思った私は、帰途、単独で小牧山に寄ってみることにした。小牧市役所の近くという記憶があったので、市役所を経由して車を停め、道路を渡って小牧山への階段を上がった。
 私の目的は桜もさりながら、そこに行楽客が来ていて、人が集まっていると思ったからだった。果たして、提灯が飾られ、出店も出ていて、桜まつりの最中と目された。桜はまだ五分咲きほど。今週の土、日あたりは満開になって、さぞかし多くの人々でにぎわうだろうな、と推測された。が、この日も結構なにぎわいを見せていた。
 ウイークデイの昼間にもかかわらず、車座になって楽しむ団体客や、子供連れの人々の姿を見かけた。その様子がほほえましく、遠望の市役所や山肌の桜も地道な色合いで好感が持てた。
 桜まつりに限らず、こうして人々が集まって、行楽を楽しむ姿を見ると、私は気が落ち着く。出来れば中に混じって談笑したくなる。庶民の血が騒ぐ、という言い方をしてもいいが、理屈無く、「人は群れの動物なんだな」と思う。高齢世代になっても、人好きは変わらないので、私は一生このままなのだろう。平和日本などと声高に叫ばなくとも、こうした行楽を楽しむ人々の姿こそなによりの証左なのである。
   花の下むずかる幼児あやしつつ話す姿のひとこまうれし  (桐山芳夫)
 桜は満開でなくとも、私には十分過ぎるひとときだった。
           (2017年4月5日)
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