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Channel: 古代史の道
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ヒメジョオン

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 一昨日、古田史学の会・東海の例会があった。会場は例によって、名古屋市市政資料館。その庭に実に可愛らしい花が咲いていた。何という花だろうと思って花に詳しい資料館の職員に訊ねてみた。「ヒメジョオンでしょう」。即答だった。
 私は驚いた。花そのものを見たのは初めてだったし、むろん、花名も初耳だった。私は再三、聞きただし、メモった。「姫ジョーンズ」と。知らないことを教えてもらうと、好奇心に駆られるのが私の性分。それにしても、写真を見ただけで即答とは。
 何だろう、何だろう。写真には撮ったが、その情報が得たくて、帰宅するまで気が急いた。早速、パソコンに向かって「姫ジョーンズ」と打って、検索した。が、空振り。幾度打っても空振り。職員の人が嘘を教えるとは思われない。私はあわて、粟を食った。色々打ってみて、どうやら「ヒメジョオン」と分かった。つきとめるまで一時間ほどもかかってしまった。私の聞き違い、メモ違いだった。
 「ヒメジョオン」は漢字で書くと「姫女菀」、「キク科ムカシヨモギ属の植物」とある。よく似た花に「ハルジオン」というのがあって、やはりキク科の草花。両種とも要注意外来生物に指定されていて云々。が、種の紹介はこれで十分だろう。
 私にとって、初めて出合った花であることが重要。小さく、白く、可愛い花。花びらが細く、花心の周囲を丸く取り囲んでいる。小型の菊。それで十分だ。
   五月晴れ白く小さきヒメジョオン着物の柄に似て可愛らし  (桐山芳夫)
   白菊の子に似た花よ姫女菀まごに見立てて飽かず見続く   (桐山芳夫)
 注意を向けていなければ、おそらく目にはとまらない小さな花。小さくて、こんな可愛いらしい花が要注意外来生物の一つとは。きっと丈夫で増えやすい草花なんでしょう。私もこの花のように小さく見えて丈夫になろうか。
            (2017年5月9日)
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