Quantcast
Channel: 古代史の道
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

海の向こう

$
0
0
日々つれづれ-15トップへ
 昨日、「海の見える老人ホーム」という番組をテレビ放送していた。高齢者がほとんどで、90歳代も多いようだ。同年代同士で、元気に暮らしておられるという。中には恋愛めいた関係もあるようだ。ついこの間(100年ほど前)まで「人生50年」と言われていた頃からすると、まさに隔世の感がある。
 老境、諦観、達観、悟り、その他どんな呼び方でもいいが、老人といえば、酸いも甘いもかみわけた境地にいる人、というイメージがあった。が、それは一部の賢者の話。人生80年とも90とも言われる時代を迎えつつある今日、意識も行動も、広い意味での青春期(活動期といった方がよいか)を迎えつつあるといっても過言ではない。
 むろん、これは個人差が極端に激しい。認知症や寝たきりになって苦しむ人もいる。が、思考力も行動力も健康に働く人のことを考えると、やはり生き甲斐が問題になる。何か人の役立つことはないかと考えると、必ず何かが見つかる筈である。趣味でいいから無いよりあった方がいい。が、一歩前に進んで、「生涯現役」を貫ける人はそれに越したことはない。が、その際、決して若い世代の邪魔にならないような存在でありたい。
 私は別の考え方を持っている。「邪魔にならない存在」とは、人に指図したり命令したり、あるいは頼ったり依頼したりしない存在のことだと考えている。個々人の活動や能力の範囲で取り組んだり研究したりする分野のことである。科学や工学等々に貢献出来る分野のことである。あるいは創造力を働かせ活動する分野、音楽、絵画、彫刻、詩歌、文学等々文化の発展に寄与する活動分野。これに関わることが出来れば最高ではないか、と思っている。つまり、個々人の能力に関わる分野であれば、年齢に関係なく活動できるし、関係分野の人々と交流もできる。「海の見える老人ホーム」を見ていて感じたのは「老人だけの世界」から飛び出せる人は飛び出した方がいいのでは、と思ったことである。
             (2017年7月29日)
イメージ 1


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

Trending Articles