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Channel: 古代史の道
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なばなの旅

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 一昨日、久々に「なばなの里」を訪れた。前回は2014年5月に行っているからほぼ3年半ぶりである。途中で相棒を拾っていったから、それでも25キロほどの走行距離、近在の部類に入るだろう。国道1号線(東海道)に出て西へ。木曽川を越えて長良川の手前が「なばなの里」である。
 目的はダリアとコスモス。歩行に難点のある私には6,7キロの歩行は青息吐息であったが、終わってみれば「余は満足じゃ」という気分だった。
 ダリアやコスモスばかりではなく、ベゴニア、ペチュニア、マリーゴールド等が咲き誇り、まさに秋真っ盛り。驚いたのはダリア。大輪、中輪を中心にその品種や色彩の豊富さにしばしば足をとめた。黄望、迎春、弁慶、月見草といった品種名はともかく、紅閃光、湖畔の宿、彩乃、マドレーヌ・ムーンといったものになると、品種名か否か私には分からない。ダリアの豪華さ、多彩さにため息をつくしかなかった。
 そして、コスモス。薄くひらひらした花びらに、細く長い茎と葉っぱ。いかにも頼りなく弱々しい花。赤、白、桃と一面に咲き誇る。はかなげに見えながら、知らぬ間にコスモス畑の世界に引き込まれていく。不思議に魅力あふれる花群である。
   真ん丸の月見ダリアの見事さにしばしたたずむわれここにいて (桐山芳夫)
   ひらひらと風になびけるごとく咲くコスモス一面乙女に似たり (桐山芳夫)
 こんなわけで、私は自分が青息吐息の身であることをすっかり忘れ、あまりにも有意義な半日を持つことが出来たのだった。
 途中で買い物をしながら、私たちは帰路についた。疲れたせいもあって、車中で私たちはあまり会話を交わさなかった。が、互いに満足したことだけは分かった。帰宅し、部屋に落ち着いたとき、どちらからともなく「よかったね」と言い合った。
             (2017年10月14日)
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