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Channel: 古代史の道
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知的活動の中断

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 四日前に5年ぶりに東京の友人と再会した。現役時代に同じ職場だった相手だが、来名した機会に連絡を受け、再会した次第。久方ぶりだったので、話が弾み、共通の知人の動向を始め、時事放談等、四方山話に時の経つのも忘れるほど話に花が咲いた。
 ここまではよい。その彼とほぼ丸三日間、同じ時を過ごした。食事をしたり、ドライブをしたり、喫茶店に入って長時間話し込んだりした。普通なら最初の一日つき合えば十分なんだろうが、実は、彼とは若い頃、連日連夜話し込んだり、飲み歩いたりした仲だ。それも一度や二度ではない。深夜にタクシーで帰宅に及んだことも再三再四ある。そんな相手なので、職場仲間とだけ言いづらい。さりとて親友とも言い難い友人である。
 今回来名したのは、むろん名古屋に所用があったからなのだが、若い頃と同様、私とつき合おうと、二泊三日の予定を組んでやってきた。こんな次第で、間を開けづらく、ほぼ丸三日間つきあった次第である。
 だが、同じ相手と丸三日間というのはきつい。5年ぶりの相手なので懐かしさも手伝って、車であちこち走り、ちょっとしたレストランや喫茶店に案内した。
 丸三日間というと、さすがに相棒の彼女とゆっくり会う時間が無く、彼女から「大変だねえ」と同情される始末。
 それはさておき、私が辛かったのは、丸三日間というもの、疲労も重なったが、知的時間と切り離されたことである。万葉集の読解は中断を余儀なくされ、本欄に書き込むことも出来ずじまいになった。
 まがりなりにも複数の読者のおられることを認識しているので、そうした方々に応えられないのが辛かった。私の駄文云々はさておいて、こうした知的活動の中断も物事を見つめ直す機会と思えば必要なのかな、と今は思っている。
             (2017年12月7日)
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