万葉集読解・・・46(631~645番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 47 へ 万葉集読解・・・46(631~645番歌) 頭注に「湯原王(ゆはらのおほきみ)が娘子(をとめ)に贈った歌二首」とあり、細注に「王は志貴皇子の子なり」とある。湯原王は三十八代天智天皇の孫。 0631 うはへなきものかも人はしかばかり遠き家路を還す思へば (宇波弊無 物可聞人者 然許 遠家路乎 令還念者)...
View Article曽池の紅葉
日々つれづれ-15トップへ 先日、社寺巡りを行った際、富部神社と長楽寺に行って、その近くに呼続公園というのが存在することを知った。その際は時間がないこともあって、入口付近と思われる場所まで行って引き返した。どんな公園なのか気になっていたが、一昨日、思い切って訪ねてみた。紅葉がきれいだという情報を小耳にはさんだからである。...
View Article万葉集読解・・・47(646~661番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 48 へ 万葉集読解・・・47(646~661番歌) 頭注に「大伴宿祢駿河麻呂(おほとものすくねするがまろ)の歌」とある。駿河麻呂は御行の孫。家持の従兄に相当?。 0646 ますらをの思ひわびつつたびまねく嘆く嘆きを負はぬものかも (大夫之 思和備乍 遍多 嘆久嘆乎 不負物可聞)...
View Article一枚の写真
日々つれづれ-15トップへ 前回、東海道呼続の宿場町だった地に作られた呼続公園を話題にした。紅葉がきれいだという情報を小耳にはさんだので出かけてみた。訪ねてみて、なるほど紅葉のきれいな公園で、紅色や黄色に染まった木々が美しく輝いていた。...
View Article写真と美的感覚
日々つれづれ-15トップへ 前回、呼続公園で撮った一枚の写真を示し、この写真には、私の美的感覚を刺激する要素が含まれていると記した。最初に解答を述べてしまうと、それは人影(人の姿)である。写真の左下に小さく映っている。人物ではなく、文字通り人影である。...
View Article万葉集読解・・・48(662~674番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 49 へ 万葉集読解・・・48(662~674番歌) 頭注に「市原王(いちはらのおほきみ)の歌」とある。市原王は三十八代天智天皇の末裔。 0662 網児の山五百重隠せる佐堤の崎小網延へし子が夢にし見ゆる (網兒之山 五百重隠有 佐堤乃埼 左手蝿師子之 夢二四所見)...
View Article美的感覚その2
日々つれづれ-15トップへ 今朝、朝食を採りながら テレビを見ていたら、樽見鉄道の旅を放映していた。樽見鉄道は岐阜県大垣市と本巣市を結ぶローカル鉄道である。旅をしていた人は高井一アナウンサーと写真家の中井精也氏のお二方だ。...
View Article万葉集読解・・・49(675~ 692番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 50 へ ●●49 万葉集読解・・・49(675~ 692番歌) 頭注に「中臣女郎(なかとみのいらつめ)が大伴宿祢家持歌に贈った五首」とある。中臣女郎は伝未詳。 0675 をみなへし咲く沢に生ふる花かつみかつても知らぬ恋もするかも (娘子部四 咲澤二生流 花勝見 都毛不知 戀裳摺可聞)...
View Article万葉集読解・・・50(693~710番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 51 へ 万葉集読解・・・50(693~710番歌) 頭注に「大伴宿祢千室(おほとものすくねちむろ)の歌」とあり、細注に「未詳」とある。「未詳」は何が「未詳」か分からない。 0693 かくのみし恋ひやわたらむ秋津野にたなびく雲の過ぐとはなしに (如此耳 戀哉将度 秋津野尓 多奈引雲能 過跡者無二)...
View Article熱田の奥深さ一
日々つれづれ-15トップへ 一昨日午後、久々に熱田神宮を訪れた。途中で初詣に出かけたことを除けば、2011年1月以来の訪問になる。今回の目的は単純素朴。紅葉の季節となったが、紅葉といえば種々の樹木が茂る熱田神宮が格好の場所ではないかと思ったから訪ねた。...
View Article熱田の奥深さ二
日々つれづれ-15トップへ 前回、久々に熱田神宮を訪れ、夕方に近かったこともあって、回った所は極限され、十分に写真が撮れなかった。そこで、昨日、急遽神宮を再訪した。...
View Article万葉集読解・・・51(711~728番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 52 へ 万葉集読解・・・51(711~728番歌) 頭注に「丹波大女娘子(たにはのおほめをとめ)の歌三首」とある。 0711 鴨鳥の遊ぶこの池に木の葉落ちて浮きたる心我が思はなくに (鴨鳥之 遊此池尓 木葉落而 浮心 吾不念國) 上三句は「この池に」とあるように実景から浮かんだ比喩。...
View Article熱田の奥深さ三
日々つれづれ-15トップへ 熱田神宮の奥深さについて一文を弄するのはこれで最後である。前回記したように、熱田神宮は『古事記』や『日本書紀』にその名が見える屈指の古社である。それを念頭に置いて神宮の鳥居を眺めてみよう。...
View Article知的活動の中断
日々つれづれ-15トップへ 四日前に5年ぶりに東京の友人と再会した。現役時代に同じ職場だった相手だが、来名した機会に連絡を受け、再会した次第。久方ぶりだったので、話が弾み、共通の知人の動向を始め、時事放談等、四方山話に時の経つのも忘れるほど話に花が咲いた。...
View Article万葉集読解・・・52(729~747番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 53 へ 万葉集読解・・・52(729~747番歌) 頭注に「大伴坂上大嬢(さかのうえのおほいらつめ)が大伴家持に贈った歌三首」とある。 0729 玉ならば手にも巻かむをうつせみの世の人なれば手に巻きかたし (玉有者 手二母将巻乎 欝瞻乃 世人有者 手二巻難石)...
View Article万葉集読解・・・53(748~761番歌)
巻1~4メニュー へ そ の 54 へ 万葉集読解・・・53(748~761番歌) 家持が大嬢に贈った15首(741~755番歌)の後半 0748 恋ひ死なむそこも同じぞ何せむに人目人言言痛み我がせむ (戀死六 其毛同曽 奈何為二 人目他言 辞痛吾将為)...
View Article意外な発言
日々つれづれ-15トップへ 前回の本欄に5年ぶりに東京の友人と再会したことを告げた。その彼と時事放談等四方山話に時の経つのも忘れるほど話に花が咲いたのだが、別れ際にあることを思い出し、口に出した。 「そういえば、君は富山県出身だったよね」 それが口火になって、しばし富山湾の美しさが話題になり、盛り上がった。しばらくして、彼は言った。...
View Article寒い寒い
みなさん、久しぶりですね。今年ももう残り少なくなってきました。ここんところ、寒いので、布団にうずくまっているのが多くなりました。が、きょうは天気がよく、こうして、隣室のボケ君の書斎(と勝手にボケ君が呼んでいる)にやってきて、机の上に寝そべっています。むろん、ボケ君の邪魔をしようとは毛頭思っていません。それが証拠にキーボードはよけてますし、立ち上がってボケ君の視界を妨げるようなことはしません。...
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