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Channel: 古代史の道
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さらば島国意識

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 前回、私は外国人労働者が近年著増していることを記した。私は次のように記した。
 「きりのいい2000年の計数を記すと、約21万人。それが2016年には108万人に膨れあがっている。5倍強の人が働いている。」
 だが、労働者数だけ記すのは片手落ちというべきだろう。そこで今回は観光客。
 Webで探したグラフを掲げると2016年まで入ったグラフで2000年から載っているものは見当たらなかった。そこで別のグラフから2000年の計数を示しておくと476万人。これによって労働者と同じ文章を観光客に当てはめると次のようになる。
 「きりのいい2000年の計数を記すと、476万人。それが2016年には2404万人に膨れあがっている。やはり5倍強の人が訪れている。」
 やはり観光客も著増の一途をたどっている。近年私は観光客と話す機会がなくなってしまったが、若い頃は色々なことがあった。その中でも忘れられない思い出は、英国人女性とその友人と知り合いになり、人形浄瑠璃を観劇に行ったことである。彼女たちも私も十分に文楽を楽しみ、終了後、喫茶店に入ってしばし雑談してから別れた。
 まだ、二十代の生意気盛りだった私は、文楽のことが少しも分かっていないのに得意げになって話したものだ。
 「人形浄瑠璃ってすごいよね。実際の人間が演ずるのではなく、人形が演ずるのに人間芝居より、迫真的でリアリティがあるんだから」
 これを私はシンボリックとかティピカルという用語を使用して得意げにぶった。
 若気の至りと言うが、未だに恥ずかしくてならない。
 いずれにしろ労働者も観光客も外国人と接する機会は高まっており、私たちはそのことを意識する必要がある。島国よ、さらば、である。
             (2018年1月10日)
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