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Channel: 古代史の道
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ゼネレーションギャップ

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 英会話クラブで親しくしていただいている年長会員に車で地下鉄の駅まで送っていただいた時のことである。近頃の若者の話題にはついていけないねという話になった。話題の対象になったのは「アナと雪の女王」。その夜の英会話クラブで「FROZEN」のテーマソングが取り上げられた時のことである。私はもとより年長者の彼も全く知らなかったので「おあいこ」というわけだ。私に至っては「アナと雪の女王」とは原題で「FROZEN」といい、話題のディズニー映画と帰宅して初めて知った始末である。こんなわけで、「FROZEN」以外にも「千と千尋の神隠し」だのAKB48だのと色々な話題が飛び出したが、むろんチンプンカンプン。彼は言った。「ゼネレーションギャップだね」。私はハッとした。意味は即座に理解できたが、私には耳慣れない用語だったからである。日本語にはどう訳してよいか分からないが、「世代間異文化」といったらいいのだろうか。
 むろん世代間異文化は古くて新しい問題。5千年も前のエジプト遺跡から若者をなじる象形文字が見つかっているというくらいだから。
 なので世代間異文化を取り上げて云々してみても始まらない。異文化なので、知らないままで過ごすか、知ろうと努めるかのどちらかだろう。
 ただ、「FROZEN」は映画なので異文化という範疇に入るか否か若干疑問がある。単に知らなかったというだけのことに過ぎないのかも・・・。
 私の場合は不知のケースが多すぎるので、いちいち知ろうと努めたら際限がない。結果として知らないことはそのまま知らないままにしておくしかない。流行に遅れるのはいいこととは思わないが、はしこくない自分であることを自認しているので、流行を追いかけていく熱意が起きないだけのことだ。ゼネレーションギャップ!、この用語を耳にしたとき、「そう、そうだよね」と妙に納得してしまったのである。
            (2014年11月23日)
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