Quantcast
Channel: 古代史の道
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

篠島行き

$
0
0
日々つれづれ-16トップへ
 一昨日相棒と共に篠島を訪れた。昨年9月に訪れて以来の篠島行きだ。篠島は1k屬頬燭覆ぁ複亜ィ坑毅覘屐望さな離島である。人口1653人(2015年国勢調査)の起伏の激しい島。でありながら、木島、野島、築見島といった属島を備えている。これまで、篠島については本欄では、こうした概要らしいものさえ記さずにきた。私にとって、「1k屬頬燭覆ぞさな離島」ということで十分あり、離島は心のふるさとであった。なかでも篠島は、ここ名古屋から最も近い島の一つで心の支えになってきた。そこに人が住み、その一人と知り合いになれたことで十分だった。
 今回は前回(2017年9月5日)訪島した際、松島を案内してくれた女性にお礼の手土産をもっていったのである。むろん、第一の目的はゆっくり島内を見てみようということだった。現実には途中で道に迷い、往復180キロも走り、2時間もロス。島に渡ったのが午後3時過ぎ。1時間ほどいただけで、帰ることになってしまった。ただ、手土産は渡すことが出来たので、ほっとした。相棒と話し合って、近いうちにもう一度行き直そうということになった。私たちはすっかり篠島フアンになりそうである。
 今回、見たのは島の東側に広がる白浜、サンサンビーチである。何の変哲もない浜と言ってしまえばそれまで。人影はまったくなく、古来からこんな風であったと思わずにいられなかった。何が私たちを篠島に引き付けるのだろう。何の変哲もない島、漁業の島。このとりたてて突出した特色のない島。が、逆にこの点こそが最大の魅力なのだ。自然と漁業の島。日本の原風景がひっそりとたたずんでいる。
   白浜の遠く時より続きたる原始時代の清さ保ちつつ     (桐山芳夫)
   沖よりゆ細かな波の浜に寄す太古の心我れにきざせり    (桐山芳夫)
   いつ来てもわがふるさとと思わるる波に洗われ浮かぶ篠島  (桐山芳夫)
            (2018年3月28日)
イメージ 1


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1223

Trending Articles