歳月人を待たず
日々つれづれ-16トップへ 今朝、外出しようと玄関の戸を開けて外に出たとき、大きな声で、おはようと声をかけられた。見ると、下から階段を上がってくる知人の女性だった。知人と言っても、私の一階上に住んでいる、いわば隣近所の住人だった。...
View Article万葉集読解・・・72(1019~1033番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 73へ 万葉集読解・・・72(1019~1033番歌) 頭注に「石上乙麻呂(いそのかみのおとまろ)卿、土左國に配流された時の歌三首と短歌」とある。乙麻呂は左大臣麻呂の第三子。土左國は今の高知県。...
View Article公文書改ざん
日々つれづれ-16トップへ 公文書の改ざん問題が国会や世間を騒がせている。野党各党はもとより、報道によれば、たとえば小泉純一郎元首相や小沢一郎自由党代表も猛烈に政府の対応を批判している。小沢代表は「震源地は昭恵夫人なのか旦那さんなのかわかりませんが、そこらあたりの権力の私物化、乱用以外にない。」と言い切っている。 私は総務省(元自治省)にお世話になっていたことがあるので、その経験でいうとこうである。...
View Article万葉集読解・・・73(1034~1049番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 74-1へ 万葉集読解・・・73(1034~1049番歌) 頭注に「美濃國多藝に行宮(かりみや)の際、大伴宿祢東人(おおとものすくねあづまひと)が作った歌」とある。「多藝」は岐阜県養老町のことだという。東人は後年の少納言。1034 古ゆ人の言ひ来る老人の変若つといふ水ぞ名に負ふ瀧の瀬 (従古 人之言来流 老人之 「云水曽 名尓負瀧之瀬)...
View Article公文書改ざん二
日々つれづれ-16トップへ 前回、私は「公文書はいったん最終決裁権者が決済したら、その改ざんなどあり得ない。」と記した。これは私の見解ではなく、国家公務員及び地方公務員あわせて630万人余に上る公務員の常識中の常識である。ちなみに、広辞苑の「公文書」の項には次のように記されている。...
View Article公文書改ざん三
日々つれづれ-16トップへ 同一テーマで本欄で一文を弄するのは三回までと決めている。それが私の美学だ。 さて、前回私は「公文書偽造罪が成立しかねない問題であり、私たち日本国民はこんな重大問題を許してしまうような国民ではない」と記した。...
View Article万葉集読解・・・74-1(1050~1061番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 74-2へ 万葉集読解・・・74-1(1050~1061番歌) 頭注に「久邇新京を讃える歌二首と短歌」とある。1050番 長歌 現つ神 我が大君の 天の下 八島の内に 国はしも さはにあれども 里はしも さはにあれども 山なみの よろしき国と 川なみの たち合ふ里と 山背の 鹿背山の際に 宮柱 太敷きまつり 高知らす 布当の宮は 川近み 瀬の音ぞ清き...
View Article万葉集読解・・・74-2(1062~1067番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 75へ 万葉集読解・・・74-2(1062~1067番歌) 頭注に「難波宮にあって作った歌と短歌」とある。1062番 長歌 やすみしし 我が大君の あり通ふ 難波の宮は 鯨魚取り 海片付きて 玉拾ふ 浜辺を清み 朝羽振る 波の音騒き 夕なぎに 楫の音聞こゆ 暁の 寝覚に聞けば 海石の 潮干の共 浦洲には 千鳥妻呼び 葦辺には 鶴が音響む 見る人の...
View Articleチビ君、サンキュー
日々つれづれ-16トップへ ここ半月ほど色々あって、午後外出して帰宅が夜の8時か9時が続いている。つまり、飼い猫のチビ君にしてみれば、取り残されたうえにおなかを空かす日々がほぼ毎日のように続いている。...
View Article万葉集読解・・・76(1087~1099番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 77へ 万葉集読解・・・76(1087~1099歌) 詠雲1087 穴師川川波立ちぬ巻向の弓月が岳に雲居立てるらし (痛足河 々浪立奴 巻目之 由槻我高仁 雲居立有良志)...
View Article桜の季節到来
日々つれづれ-16トップへ 桜の季節到来である。桜の名所といえば、全国にいくらでもある。私も幾度も行ったことのある近在だけでも、思いつくまま挙げると、岡崎市の岡崎公園、岩倉市の五条川、名古屋市瑞穂区の岩崎川、昭和区の鶴舞公園、中区の名城公園、中村区の中村公園等々枚挙に暇がないほどである。桜は花の王様。というより、別格と断じてよかろう。...
View Article万葉集読解・・・77(1100~1115番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 78へ 万葉集読解・・・77(1100~1115番歌) 詠河1100 巻向の穴師の川ゆ行く水の絶ゆることなくまたかへり見む (巻向之 病足之川由 徃水之 絶事無 又反将見) 1100~1115番歌の16首は河を詠んだ歌。...
View Article春目ま苦し
日々つれづれ-16トップへ 4月を迎えて春が本格化してきた。春は明るく希望に満ちた季節である。けれども、同時に移ろい易い季節である。移ろいやすいとは「変化しやすい」という意味だが、「えっ、それって秋のことじゃないの」とばかりに質問を浴びそうである。「女心と秋の空」と言うではないかと・・・。...
View Article万葉集読解・・・78(1116~1128番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 79へ 万葉集読解・・・78(1116~1128番歌) 詠露1116 ぬばたまの我が黒髪に降りなづむ天の露霜取れば消につつ (烏玉之 吾黒髪尓 落名積 天之露霜 取者消乍)...
View Article平明さこそ命
日々つれづれ-16トップへ 私は、トイレの壁にことわざを掲げたカレンダーを掛けている。週めくりなので毎週異なることわざが掲げられ、何気なく目を遊ばせている。何もない壁に掛けているのでちょっとした退屈しのぎになる。 私はあまりことわざに興味がないクチである。真実や本質を突いた文句が多く、その限りではためになる。が、同時に多くは説教じみたものが多く、説教嫌いの私にはいまいち素直に反応できない。...
View Article万葉集読解・・・79(1129~1142番歌)
巻5~8メニュー へ そ の 80へ 万葉集読解・・・79(1129~1142番歌) 頭注に「倭琴(やまとこと)を詠んだ歌」とある。1129 琴取れば嘆き先立つけだしくも琴の下樋に妻や隠れる (琴取者 嘆先立 盖毛 琴之下樋尓 嬬哉匿有)...
View Articleライフワーク
日々つれづれ-16トップへ 私は、今進めている万葉集読解について、使命感に似たものを感じながら書き継いでいるといった趣旨のことを書いた記憶がある。が、どこかいまいちしっくりこなかった。このほど伊能忠敬の仕事を思い出して、ライフワークという用語が頭に浮かんだ。使命感というのはややおこがましい。まさにライフワークなのではないかと思い直した。...
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