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Channel: 古代史の道
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お千代保さん

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 昨日、夕方にやってきた相棒が突然「気晴らしにお千代保さんに行こうか」と言い出した。私は「えっ」といったきりしばらく二の句が継げなかった。きけば月末は夜でもお千代保さんはやっているという。お千代保さんは岐阜県海津市に鎮座する千代保稲荷神社のことで、常時、多くの人出でにぎわっている。
 これまで、私はお千代保さんに幾度も行っているが、お昼に着いて、夕方には帰ってきている。月末は夜も人が集まるってことは知らなかった。で、夕涼みがてら出かけることにした。
 到着したのは午後6時半頃、もう日が落ちかけていた。なるほど帰る人より、やってくる人の方が多く、かなりの人で賑わい始めていた。午後9時頃までいて、帰途についた。その頃になっても、人が集まってきて、来場する人の車でいっぱい、列をなしていた。
 帰途につく直前に本殿に登って参拝したが、多くの人出で歩行が困難だったほどだった。
 久々にこうした人混みの中の一人となって、私の気持ちは随分落ち着いた。やはり、自分は人好きなんだな、と再認識した。
 さて、人混みの中を歩いていたら、フィリッピンの女性とばったり出くわした。時々行く近所の喫茶店に勤める店員の一人だった。十日ほど前、例によって「Where Are You From」と訊ねたら「フィリッピン」と答えてくれた女性だ。
 いやあ、あんな人混みのなかで、偶然とはいえ、ばったり出会うなんて・・・。
    人混みの中出会いたる顔見知り不思議なこともあるや人生  (桐山芳夫)
 「一寸先は闇」というが、闇ではなく、「一寸先の不可思議」というような気分に包まれた。やはり、酷暑の夏、夕涼みがてら、行ったことのない、夜の参拝に出かけてみるのもいいかも知れません。
            (2018年8月1日)
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