万葉集読解・・・119-1(1742~1754番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 119-2 へ 万葉集読解・・・119-1(1742~1754番歌) 頭注に「河内の大橋を独り行く娘子を見ての歌と短歌」とある。1742番 長歌 しな照る 片足羽川の さ丹塗りの 大橋の上ゆ 紅の 赤裳裾引き 山藍もち 摺れる衣着て ただ独り い渡らす子は 若草の 夫かあるらむ 橿の実の 独りか寝らむ 問はまくの 欲しき我妹が 家の知らなく...
View Article雑貨市の夢
日々つれづれ-16トップへ 酷暑の日々が続いている。が、今回は暑さの話題は三回を越えるということもあって、しばしおさらばである。「暑い」と一声発するだけで、もううんざりである。 さて、今回は夢の話題。昨日、今日と二日続けて朝の起きがけに不思議な夢を見た。なんと海外旅行をしたことがない私が海外の夢を見たのである。場面は雑貨市だ。...
View Article万葉集読解・・・119-2(1755~1765番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 120 へ 万葉集読解・・・119-2(1755~1765番歌) 頭注に「霍公鳥(ほととぎす)を詠んだ歌と短歌」とある。1755番 長歌 鴬の 卵の中に 霍公鳥 独り生れて 己が父に 似ては鳴かず 己が母に 似ては鳴かず 卯の花の 咲きたる野辺ゆ 飛び翔り 来鳴き響もし 橘の 花を居散らし ひねもすに 鳴けど聞きよし 賄はせむ 遠くな行きそ...
View Articleインコと地球温暖化
日々つれづれ-16トップへ 今朝のニュ-スでインコの大群(1000羽ほど)が東京世田谷区に飛来してきて住民を驚かせている、というニュースがあった。この関連については去る7月5日、民放の「とくダネ」という番組で報じられ、私も一文を弄した。その時は単純に困った鳥だな、という感覚でしか見なかった。...
View Article万葉集読解・・・120(1766~1781番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 121 へ 万葉集読解・・・120(1766~1781番歌) 雑歌は前歌で終わり、本歌から相聞歌となる。1794番歌までの29首。 頭注に「振田向宿祢(ふるのたむきのすくね)が筑紫國に帰国する時の歌」とある。振田向宿祢は伝未詳。1766 我妹子は釧にあらなむ左手の我が奥の手に巻きて去なましを (吾妹兒者 久志呂尓有奈武 左手乃 吾奥手二...
View Articleお千代保さん
日々つれづれ-16トップへ 昨日、夕方にやってきた相棒が突然「気晴らしにお千代保さんに行こうか」と言い出した。私は「えっ」といったきりしばらく二の句が継げなかった。きけば月末は夜でもお千代保さんはやっているという。お千代保さんは岐阜県海津市に鎮座する千代保稲荷神社のことで、常時、多くの人出でにぎわっている。...
View Article万葉集読解・・・121(1782~1794番歌)
- 巻9~12メニュー へ そ の 122 へ 万葉集読解・・・121(1782~1794番歌) 頭注に「妻に与えた歌」とある。1782 雪こそば春日消ゆらめ心さへ消え失せたれや言も通はぬ (雪己曽波 春日消良米 心佐閇 消失多列夜 言母不徃来)...
View Article万葉集読解・・・122-1(1795~1806番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 122-2 へ 万葉集読解・・・122-1(1795~1806番歌) 挽歌(1795番歌~1811番歌の17首) 頭注に「宇治若郎子(うぢのわきいらつこ)の宮所(みやところ)での歌」とある。宇治若郎子は十五代応神天皇の皇子。1795 妹らがり今木の嶺に茂り立つ嬬松の木は古人見けむ (妹等許 今木乃嶺 茂立 嬬待木者 古人見祁牟)...
View Article烏賊の丸焼き
日々つれづれ-16トップへ これは子供時代の思い出である。私は名古屋出身なのだが、幼児期および小学校時代、岐阜県笠原町で過ごした。多治見市の近くの陶磁器の町である。両親が一時的にそこに疎開していたのである。...
View Article置き忘れ
日々つれづれ-16トップへ 私は周囲の人々の中では「人一倍しっかりしている」と思い込んでいた。もとより周囲を睥睨するような人間ではない。それどころか気が小さく控えめで、いわば謙遜型の人間である。だが、思いは自由で、心密かに「自分は人一倍しっかりしている」と思い込んでいた。...
View Article万葉集読解・・・122-2(1807~1811番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 123 へ 万葉集読解・・・122-2(1807~1811番歌) 頭注に「勝鹿真間娘子(かつしかのままのをとめ)を詠った歌と短歌」とある。「勝鹿」は千葉、埼玉、東京にまたがる一帯で、下総国(しもうさのくに)。1807番 長歌 鶏が鳴く 東の国に 古へに ありけることと 今までに 絶えず言ひける 勝鹿の 真間の手児名が 麻衣に 青衿着け ひたさ麻を...
View Article一輪の木槿
日々つれづれ-16トップへ 前回、小牧市の喫茶店にデジタルカメラを置き忘れ、往復2時間半ほどかけて取りに行ったことを記した。つまり、二日連続で小牧まで車を飛ばしたのである。...
View Article万葉集読解・・・123(1812~1826番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 124 へ 万葉集読解・・・123(1812~1826番歌) 春雜歌(1812~1889番歌までの78首)1812 ひさかたの天の香具山この夕霞たなびく春立つらしも (久方之 天芳山 此夕 霞霏霺 春立下)...
View Articleパニック
日々つれづれ-16トップへ 今回、一種のパニックに陥った。パココン操作をミスってどうしていいか分からなくなってしまったのである。本ブログの万葉集読解の「巻9~12メニュー」画面を削除してしまったのである。メニュー画面は後述するように非常に重要な画面なので、自分では気をつけていたつもりだった。...
View Article万葉集読解・・・124(1827~1848番歌)
巻9~12メニュー へ そ の 125 へ 万葉集読解・・・124(1827~1848番歌)1827 春日なる羽がひの山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは誰れ呼子鳥 (春日有 羽買之山従 狭帆之内敝 鳴徃成者 孰喚子鳥)...
View Articleハイビスカス
日々つれづれ-16トップへ 今回は私にしては珍しく書いてみたいことがいくつかある。世間一般は夏休みだのお盆休みだのが重なって、海に山に墓参りにと出かけたことだろう。そのお盆休みのことが私はすっかり頭から抜け落ちていた。...
View Article