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衆議院選挙が終了し、開票結果も確定し、一息入った形である。一息入ったのは候補者ばかりではない。異常としか思われないマスコミの報道ぶりに踊らされた私たち多くの国民もしかり。かくいう私自身がテレビの画面に吸い寄せられ、開票の行方に固唾を呑み、一喜一憂した。まるで日本中が祭りの場と化したような騒ぎぶり。お祭り?。そう、まさに壮大なお祭りといってよかろう。
選挙結果については「時事問題」の項で言及するつもりなので、ここでは投票率に限定して寸感を述べるにとどめたい。今回の投票率は52.66%。前回(2012年12月)の投票率は59.32%で、現行制度総選挙史上最低の投票率として騒がれたが、今回はさらにそれを6.66%も下回った。有権者数は1億4百万人。なので、1%だけでも百万人余りになる。つまり、6.66%はほぼ7百万人にもなる。投票率52.66%というのは昨年7月に行われた参議院選挙の52.1%とほぼ同水準。いつも低投票率で話題になる参議院選挙と同水準では、参議院選挙云々などとは言えない道理である。
こうした計数云々はさておいて、私のような期日前投票者が増加しているにもかかわらず、期日前投票を加えてなお、7百万人にも上る人々が投票しなかったわけで、マジな話、選挙の形骸化につながりかねないと心配になる。史上最低投票率が二回連続して起こり、参議院選挙と並ぶに至った現実は重く受け止めなければならないと思う。
全く無関係かもしれないが、こうした低投票率の一因に選挙の異常としか思われない過激な報道があるように思われるがいかがであろう。すなわち、われわれの代表者を選ぶ厳かな手続きが、壮大なお祭りの場と化し、軽みを帯びつつあるのではないかという懸念である。マスコミの報道ぶりに主因があるのか、あるいは現行の投票方式に問題があるのか小生には判然としないが、一度じっくり考えてみる必要があると思うがいかがであろう。
(2014年12月16日)
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衆議院選挙が終了し、開票結果も確定し、一息入った形である。一息入ったのは候補者ばかりではない。異常としか思われないマスコミの報道ぶりに踊らされた私たち多くの国民もしかり。かくいう私自身がテレビの画面に吸い寄せられ、開票の行方に固唾を呑み、一喜一憂した。まるで日本中が祭りの場と化したような騒ぎぶり。お祭り?。そう、まさに壮大なお祭りといってよかろう。
選挙結果については「時事問題」の項で言及するつもりなので、ここでは投票率に限定して寸感を述べるにとどめたい。今回の投票率は52.66%。前回(2012年12月)の投票率は59.32%で、現行制度総選挙史上最低の投票率として騒がれたが、今回はさらにそれを6.66%も下回った。有権者数は1億4百万人。なので、1%だけでも百万人余りになる。つまり、6.66%はほぼ7百万人にもなる。投票率52.66%というのは昨年7月に行われた参議院選挙の52.1%とほぼ同水準。いつも低投票率で話題になる参議院選挙と同水準では、参議院選挙云々などとは言えない道理である。
こうした計数云々はさておいて、私のような期日前投票者が増加しているにもかかわらず、期日前投票を加えてなお、7百万人にも上る人々が投票しなかったわけで、マジな話、選挙の形骸化につながりかねないと心配になる。史上最低投票率が二回連続して起こり、参議院選挙と並ぶに至った現実は重く受け止めなければならないと思う。
全く無関係かもしれないが、こうした低投票率の一因に選挙の異常としか思われない過激な報道があるように思われるがいかがであろう。すなわち、われわれの代表者を選ぶ厳かな手続きが、壮大なお祭りの場と化し、軽みを帯びつつあるのではないかという懸念である。マスコミの報道ぶりに主因があるのか、あるいは現行の投票方式に問題があるのか小生には判然としないが、一度じっくり考えてみる必要があると思うがいかがであろう。
(2014年12月16日)